2014年03月24日 14:59

2014年版スペシウム光線ヤバい…!最新のPhotoshopを使ったスペシウム光線の作り方

 


特撮の元祖とも言えるウルトラマンの必殺技、スペシウム光線をPhotoshopで再現する方法が「 Pen+デザインラボ 」で公開、さらに2014年バージョンとして制作された新しいスペシウム光線が公開されました。

最新のPhotoshopによる、パワーアップしたスペシウム光線をご覧ください。


Photoshop CCによるスペシウム光線の加工方法を公開したのは、デザイン誌Pen+とアドビのコラボによる、紙のデザインを快適にする「Pen+デザインラボ」。

Pen+ デザインラボ|Adobe


その中の 「Pen+的チュートリアル」では、オリジナルのフィルムから読み込んだ素材を元に、Photoshop CCでスペシウム光線を作る手順が公開されています。


加工のベースとなるのは、当時のフィルムから読み込んだ素材。

オリジナルのままでは、セットの上端が見えていたり色合いが赤みがかっていたりと、そのままでは使えません。


そこで色みを調整し、セットの端を消去。さらに手書き(!)でスペシウム光線を描き、遠近法で変形、光彩を付けてゴモラの体に火花を散らすと…


1967年バージョンのスペシウム光線が完成!

ちゃちゃっと加工した感じなのに、この再現度…。Photoshopにかかれば、67年のスペシウム光線の再現は比較的簡単なようです。

では同じ素材で、Photoshopの機能をフルに使って2014年版のスペシウム光線を作ってみると…


うおおぉ!?

ゴモラが気の毒にさえ感じるほどの、ケタ違いのパワーアップぶり。これはヤバイ…。

ちなみにこの加工には7時間かかったそうですが、逆にたったそれだけの時間でこれだけの完成度に仕上がったことに驚きです。

なお、Pen+チュートリアルではこのウルトラマンの素材と、30日間使えるPhotoshop CCの体験版を配信中。またオリジナルのスペシウム光線を募集しているので、投稿すると今年刊行のムックや雑誌Pen+に掲載されるかも…?

1967年バージョンの素材ダウンロード

普通の写真にスペシウム光線を加えてみると…?

さて、ではこのテクニックを普通の写真に活用すると、どうなるのでしょうか。


まずは、以前友達とスキーに行った時のこの写真。

「チッ、座り込んでる奴らが多いな」 「ああ、ちょっと片付けてくれ」

…なんて感じでもしスペシウム光線を発したとしたら…?


うおおぉ!?な、なんて事を…!

自分が滑りたいがために他人をなぎ払う、超絶自分勝手な極悪ぶり…。こういう人にスペシウム光線を与えちゃダメ、絶対。


次は芦ノ湖に行った時の、スナップ写真。

山に向かって「ヤッホー!」と楽しそうに叫んでいた我が子、もし力みすぎてその口からスペシウム光線が出てしまったら…?


ウオオオオォォォォン! って巨神兵かよ! 作品が違うよ!

でも出来上がった画像を子供に見せたら大喜びで、「うわー、プリクラでこんな写真作れるの!?」って、 さすがにプリクラでこんな凄いのは無理だよ!

レタッチの仕方を覚えてしっかり使い方をマスターできれば、写真の楽しみは無限大に広がりそうです。


ちなみにPhotoshop CCの体験版がダウンロードできるので、スペシウム光線のチュートリアルを30日間気が済むまで試すことができます。

また、その他のアドビ製品も全て試せるので、動画や出版物制作もできちゃいますよ。

ダウンロードセンター|Adobe Creative Cloud


例えば『After Effects』で、スタッフの写真を動画にしてみると…


全身からほとばしるスペシウム光線!おもしろーい!!

ちなみに分かる人にはわかる作り方はこんな感じ。

1.長方形の細長いコンポジションを作る
2.フラクタルノイズを移動させてビームの中が動いているようなアニメをつける
3.何もないところから出現するようにマスクアニメをつける
4.ビームに色味をつける
5.グローで光らせる
6.ディストーションで形を変形させる
7.鼻や腕の位置にそれを置く(さらにレイヤーモードを変えて馴染ませる)
8.オプションとして、ビームが出る前に鼻や腕が光るように色味やグローをつけたり、全体にはノイズに放射線ブラーをかけた効果線を置いたり、ウィグラーで揺らしたりしている

うーん、説明だけ見ると今は何が何やらですが、しっかり使い方をマスターすると、色々な作品作りが楽しめそう。

ちなみに今年中には、このPen+的チュートリアルをまとめたムック本も発売。スペシウム光線の加工を含め、加工から出版までを網羅したアドビ製品を活用したテクニックが満載なので、クリエイティブな方は要チェックですよ。

Pen+ デザインラボ|Adobe

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