大人としての適切な振る舞いはどれ?全国男女1000人のマナー調査で、世間の一般的な大人像が明らかに
マナーはルールと違ってハッキリとした定義がなく、自分ではこうだと思っていても、人とは違う…なんて、よくあるんですよね。
JT「大人たばこ養成講座」 が、マナーや大人の振る舞いについて全国の大人1000人の回答を集計した「 OTONA 100の? 」を公開、世間的に主流とされている大人のマナーが明らかになりました。
自分と世間がどのくらいズレているのか、気になる結果をご覧ください。
マナーや大人の振る舞いについて20代〜60代の男女各200名の回答を集計、また『大人養成講座』や『大人力検定』などの著者である、コラムニストの石原壮一郎氏のコメントが添えられていますが、なかなか興味深い内容です。
そこでちょっと気になる結果を、いくつかピックアップしてみました。
上司の言い間違い。どうするべきか?
上司によくある、知ったかぶり的な言い間違い。イマドキの用語もちゃんと知ってるんだぞ…!という自己アピールも間違えられると部下にとっては辛いところですが、多くは「気づいてないフリを貫く」という結果に。ガーン、私は少数派…。
しかし石原氏曰く 『言うも地獄、言わぬも地獄。だったら果敢に指摘して、「おお、そうか。ありがとう」と感謝されるかもしれないわずかな可能性に賭けましょう。』 とのこと。…でももし逆恨みされたら…怖いな〜!
電車に乗れそうで乗れなかった時の行動は?
急いで電車に乗ろうとして、目の前でドアが閉まってしまった…よくある話ですが、あのドアの向こうの乗客の視線、そしてホームの人からの視線の気まずさったらないものです。
大人であれば、平静を装って無表情…と思ったら、半数以上が同じ結果に。しかし石原氏いわく、 『問題は自分の美意識。こういうときに伸び伸びと悔しがったりにやけたりできないようでは、ほかの大事な場面でも足がすくんで前に進めなくなります。』 とのこと。
なるほど、大人って深いですね…!
いくら入っているのが、「大人のサイフ」か?
経済的な制約もはらんだこの難問、一体どんな結果になるのか見てみると…「1万円」でも「10万円」でもなく「その他」がトップに。
これは3〜5万円くらいなのか10万円でも少ないのか、はたまた1万円ですら多すぎるのか解釈が分かれるところですが、石原氏も言うようにいくらが正解という訳でもないようで、気にしなくてもよさそうです。
「今日は無礼講だ」と上司に言われた時の大人の行動は?
部下の立場であるならこれ程までに解釈の悩ましい言葉はありません。
結果を見ると、やはり結果は全世代で「心の中で不満を述べる」という結果に。石原氏曰く 『大人の世界に真の「無礼講」はありません。しかも「今日は無礼講だ」なんて言い出す上司ほど、ささいな無礼にカチンと来て、しかも根に持ちます。』 とのことですが、うーん…大人の駆け引きというのは、なかなかに難しいものですね…。
「○○は最大の防御」○○に入る言葉は?
厳しい社会において自分を守るための鉄則として最も支持されたのは「賞賛」という結果に。確かに賞賛してくる人に攻撃する気にはならないし、ポジティブな社会が形成されるしで理にかなってる…!
しかし男性だけで見ると、トップは「攻撃」という興味深い結果に。果たして男性の狩猟本能がそうさせるのでしょうか。
「OTONA 100の?」では、他にも
『大人の使う「今度」とはいつを示すか?』『定時に上がる時、大人の帰り方を選べ』
など、気になる調査結果がいろいろ。
自分の描く大人像がどれだけ世間とズレているか知っておくと、大人の付き合いもよりスムーズになるかもしれませんね。