一番大切なものは命…じゃなかった!日本の主要インフラの人口カバー率を調べてランキングを作ってみた結果
先日、auのLTEの実人口カバー率が99%に達したとのニュースを見て、ふと気になった色々なインフラの人口カバー率。
電気、ガス、水道、携帯電話、高速道路…どれも重要なライフラインですが、どの程度普及しているのか調べてみると、その人口カバー率の順位から、日本では何が最も重要とされているのかが見えてきました。
携帯電話(LTE高速通信)
今や生活には切っても切り離せなくなった携帯電話。もはや電話、インターネットと情報通信の基幹と言っても過言ではありませんが、高速通信LTEの人口カバー率は次のような結果に。
au:99%(実人口カバー率:LTE プラチナバンド:2014年3月時点)
ソフトバンク:92%(実人口カバー率:LTE:2013年6月時点)
ドコモ:77%(人口カバー率:LTE:2013年3月時点)
最近主流となった高速通信規格であるLTEの人口カバー率であるにも関わらず、すでに各社とも高いカバー率に達しているのは驚きです。
※ドコモのみ他2社と算出方法が異なります ※各キャリアのカバー率は公表された時点でのカバー率で、実際の現時点でのカバー率とは異なります。
特にauは99%とダントツで高いカバー率ですが、ではこの数値、他のライフラインと比べて高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか…?
参考: プラチナバンド 800MHz 「4G LTE」の実人口カバー率が99%に! | 2014年 | KDDI株式会社 , SoftBank 4G LTEとは | 高速データ通信とは | 通信・エリア | モバイル | ソフトバンク , NTTドコモ アニュアルレポート2013
上水道
生きていく上で欠かせない水。携帯電話はなくても死にはしませんが、水はなくてはならないだけに、携帯電話のカバー率よりきっと高いはず。
ところが調べてみると、 上水道のカバー率は97.4% という結果に。命に関わるライフラインですが、意外にも携帯電話よりカバー率が低いんですね…。
下水道
生活排水を衛生的に排出するのに欠かせない下水道ですが、こちらは調べてみると
普及率は76.3%。
上水道より下回る数値になるだろうとは思っていましたが、思っていた以上に低い普及率でした。
普及していない地域では生活排水をどう処理しているのか気になるところですが…どうしているんでしょうね?
参考: 公益社団法人 日本下水道協会
都市ガス
都市部などでは普及していますが、ちょっと前にはオール電化などで押されていた都市ガス。こちらはエリアカバー率が、
わずか5%
という低い結果に。
と言ってもこれは国土に対しての割合であり、人の住まない地域も含むので人口カバー率よりは低い値となります。
参考: LPガスとは | ENEOSグローブガスターミナル株式会社
高速道路
車での移動には欠かせない高速道路。こちらは1時間以内に高速道路に乗れるかどうかで算出すると、
人口カバー率は95%
に。
大規模な工事を必要とする高速道路ですが、その割にこのカバー率の高さにはちょっと驚きです。
まとめ
さて、調べた結果をまとめてみると…
インフラとして最もカバー率が高いのは、携帯電話という結果に。ライフラインよりも携帯電話が勝るというこの結果は、日本がコミュニケーションや情報を重んじる文化であることを表しているのかもしれませんね。
ちなみに他にも「電気」「コンビニ」「光ファイバー」などを調べたのですが、これらはコレという数値が見つからず、残念ながら調査を断念しました。