海外の修理工「お客さんの車に謎な文字列が貼ってあったんだけど、これは何?」
自動車修理や整備の仕事をしていると、ときどき変わった客の車を見ることがあるそうです。
「お客さんの車にこんなものが貼ってあった…」と、アメリカ人が写真を紹介していました。
ん?
何の変哲もないスピードメーターですが、よくよく見ると上にシールが貼りつけてあります。
アルファベットが羅列してあるようですが、よくよく見ると……。
ABC……の順番ではなく、逆順にZYX……と並んでいますね。
いったいこれは何を意味しているのでしょうか。
投稿されていた掲示板のやりとりを確認してみました。
●いったいこれは何の意味があるの?さっぱりわからないのだけど。
↑アメリカでは、警察が酒気帯び運転を疑うと、運転手にアルファベットを後ろから順に言わせるものだと一般的に思われているんだ。
↑シラフでも無理だよ。
●友達に警察官がいるが、そんなことは聞かないと言ってたぞ。
↑やっぱりシラフでも無理。
↑「では連行します」
↑「拘留されるのですか」
●ケースバイケースだけど、そんなことを聞く警察官はいないよ。まれにあるかもしれないが特別な理由があってのことだろうな。ちなみに自分は聞かれたことがあるが、シラフでも出来ないので呼気検査をしてくれと頼んだ。
●自分は経験あるよ。去年の9月に車を止めさせられて、正直にビールを2杯飲んだというとアルファベットを後ろから言うように言われた。Mまで行って止められて、そのあといくつかの器用さを確認するテストをされて、呼気検査もされた結果セーフだった。
●自分の経験では2度止められた。どちらのときもそのすぐ前にワインを飲んでいて、アルコールのニオいがしたのだと思う。それでアルファベットを反対に言うように言われ、2度目はアルファベットをAから3つおきに言うように言われた。A、D、G、J というように。自分には簡単だったが、きっと酔っぱらい達はこれに引っかかるんだと思う。
●こんなトリックに引っかからないようにする以前に、飲んだら運転すべきではない。
●子供の頃、ビデオで逆順にアルファベットを言うのを歌で覚えた。
●飲酒運転専門の弁護士だが、エスカレートしているので言っておく。
酒気帯びチェックでアルファベットを逆に言わされたという人は、ウソをついているか、酔っぱらいすぎていて思い出せないかのどちらかだ。
警察はこんなことはせず、短期間の記憶を思い出せるか、単純な作業で確認する。アルファベットを言わせるなら、HからQを言うようにとかね。酔っぱらっているとQで止めるのを忘れる。あるいは歌わずにアルファベットを言うとかだ。あるいは数字を77から44まで逆に言わせて、44で止められるかどうかだ。
アルファベットを逆向きに言うってのは、完全な架空の話だ。
●自分は、やっぱりシラフでも77から逆に言って44で止められない。
アルファベットを逆に読む説を主張する人もいましたが、少なくとも正式なやり方ではないようです。
飲酒運転のチェックには、やはり普通に呼気テストをしてもらいたいですね。