巨人も狩れそうな迫力…ノルウェーの岩に突き刺さる「巨大な3本の剣」
ノルウェーのスタヴァンゲルという町の海岸に突き刺さる、巨大な3本の剣。
いったいこれは何であり、そしてどのくらいの大きさなのでしょうか……続きの写真をご覧ください。
1.
岩に無造作に突き刺さった剣。
それだけ聞くと、アーサー王伝説に出てくるエクスカリバーの逸話のようですが、こちらは3本もあり場所もノルウェーです。
そして、さらに決定的な違いがあります。
2.
こんなに大きい!
刺さった状態で高さ10mあるとのこと。
そしてこれが何であるかですが、ノルウェーを885年(伝承では872年)に最初に統一したといわれる「ハーラル1世」のモニュメント(記念碑)で、1983年に造られたものだそうです。
3.
ランドマークとなっていて、記念撮影しにくる人も多いようです。
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横から見たところ。
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子供たちと比べると、その大きさがより顕著に。
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ライトアップされた夜バージョン。北欧神話のような神々しさ。
ちなみに3本あるのは、1番大きな剣が勝者であるハーラル1世のもので、残りの2本は敗北した2王の剣を意味しているとのことです。
7.
遠くから。
8.
この人が初代ノルウェー統一王ハーラル1世。
美髪王の異名を持ち、小国の王女に求婚したところ「一国全体の王としか結婚できない」、と拒否されたことからノルウェー全土の征服を決意。実現するまでは髪を切らない誓いを立てたというエピソードが残されています。
13世紀の史家スノッリ・ストゥルルソンは、「美髪王ハーラル1世の親衛兵の一部はベルセルクであり、武器をもってしてもこれを傷つけられない」と述べています。
「獣になりきって忘我状態となり、鬼神の如く戦うが、その後虚脱状態になるという。この忘我状態のベルセルクは動く物ならたとえ肉親にも襲い掛かったので、戦闘ではベルセルクと他の兵士は出来るだけ離して配備し、王達もベルセルクを護衛にはしなかったという。
後に、この伝承がイギリスに伝わって英語の go berserk (我を忘れて怒り狂う)という表現の語源となった」
(ベルセルク - Wikipedia)
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