フィンランドの大学では博士号を取得すると「剣」と「シルクハット」が授けられる
日本の博士号にあたるものを英語圏では“Ph.D”と呼び、大学院で博士課程の単位を取得し、博士論文の審査に合格した者に授与される、名誉ある学位となっています。
さて、その授与式には各国の色合いが出るようですが、なんとフィンランドではPh.D取得者に、「剣」と「シルクハット」が渡されるそうです。
普通の授与式では学位の証書が与えられるのですが、フィンランドはそれだけではなく、特別に博士の「シルクハット」と、
そして大学の印章と卒業式の年月日が埋め込まれた「剣」が与えられます。
シルクハットは黒いネクタイとタキシードと合わせて着用し、アメリカの大学などでは一般的であるガウンは着ないそうです。
長い伝統と歴史を持ち、もう500年も続いているとのことです。
ちなみにフィンランドだけではなく、隣国のスウェーデンでも同様にシルクハットと剣が与えられているそうです。
海外掲示板では「なんてクールなんだ」と、うらやむ声が上がっていました。
●ただでもらえるわけではないよ。買わなくてはいけない。しかも安くないんだ。シルクハットだけでも500ユーロ(約7万円)もする。買わない人もたくさんいるよ。
↑うちの大学ではベルベットのガウンの礼服に1000ドル(約10万円)も請求してくるんだ。レンタルでも150ドル(約1万5千円)もする。どうせそんな金額を払わせられるのなら、自分は剣とシルクハットがいいね。
↑大した値段じゃないね。アメリカじゃ紙切れ1枚(証書)を得るだけで、最高8万ドル(約800万円)もかかるときがあるよ。
↑アメリカのPh.Dの学生は、支払われるんじゃないの?
↑飼い犬がエサを与えられるのと同じように、PhDの学生にも支払われてるね。つまり死なない程度で、呼ばれたら返事する程度だ。
↑みんな卒業式って行くものなの? 自分の知り合いはほとんど親から強制で行かされる場合が多いよ。
↑自分が卒業式に行ったのは、誇りだったからだ。
●じゃあ、アメリカではカウボーイハットとライフルにすべきだな。
●その博士の剣は、実はシルクハットよりずっと安いよ。ハットは500ユーロで剣が400ユーロほど。博士の剣の歴史は、1840年に200年記念としてヘルシンキ大学で行われたのが最初なんだ。
とても印象深い授与式ですね。誇りに思う気持ちは高まりそうです。
TIL that in Finland you are given a top hat and a sword when you get a PhD diploma.