「これは革新的なアイデアだ…」貧しいインドの子供たちのために廃ダンボールを使った学習環境を提供
教育熱が高く識字率も年々上昇しているインドですが、貧困な地域では学校に机すらなく、子供たちが直接地面を使って読み書きしている姿も珍しくありません。
視力低下や猫背になるなど、子供たちの健康が懸念されるこの状況を是正しようと、NGO団体が、不要になったダンボールを利用する活動を始めました。
その結果生まれた、革新的なアイデアをご覧ください。
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勉強に熱心なインドの子供たち。
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しかし机がないため、ノートを取るにもこのような姿勢を強いられていました。
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そんな子供たちのために、廃棄処分されたダンボールをリサイクルすることにしたそうです。
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そして子供たちに配布されたのが、ダンボールで作られたこのカバン。
その名も「HELP DESK」。
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ん? デスクという名前ということは……?
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なんと、机に変形するカバンです!
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廃ダンボールを集めているところ。
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こちらが設計図。
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型に合わせて裁断したところ。
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こちらが出来上がったもの。
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ヒモを通すことで背負う事もできます。
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完全に開くとこんな感じ。
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こんな風に折りたたんでいき……。
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はめ込むと机にチェンジ。
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配布されて喜ぶ子供たち。
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1人ひとつずつ机ができ、姿勢が見違えるほどよくなりましたね。
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通学姿も楽しそう。
このプロジェクトを行っているのはNGO団体“AARMBH”で、映像はこちらになります。
Aarambh: Help Desk - YouTube
貧困な途上国への物質的な支援には限界がありますが、廃棄されたダンボールを活用するというのは、環境面からも経済面からも理にかなったアイデアではないでしょうか。
耐久性はそれほど期待できませんが、自作ができるように「HELP DESK」を作るための図工の授業を導入すれば、プロジェクトの永続性が期待できそうですね。
These kids need desk both at school and home. Wait, there's more!
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