金正恩氏が暗殺されるハリウッド映画に北朝鮮が猛反発、アメリカを脅す「テロに等しい」「報復も辞さない」…海外の反応
アメリカのハリウッド映画に対し、北朝鮮の報道官が「あからさまなテロである」と非難していると、海外メディアが報じています。
内容はコメディなのですが、金正恩氏の暗殺が描写されていることから、「最高指導者の尊厳を傷つけられた」と、かなり怒り心頭のようです。
BBC News - North Korea threatens war on US over Kim Jong-un movie
映画はセス・ローゲン監督によるアクションコメディ作品「ザ・インタビュー」。金正恩第1書記が暗殺される内容で、劇場公開予定は10月となっています。
北朝鮮の報道官は、このような卑劣な映画の製作や上映を許可することは、テロであり、戦争行為にも等しいと強く反発しています。
さらに制作にはアメリカ政府が加担していると主張し、映画が上映されたなら報復も辞さない構えであると述べています。
この北朝鮮の脅しともとれる声明に対し、海外掲示板には多くのコメントが寄せられていました。
●まるでサウスパークの筋書きのようだな。
↑北朝鮮は、以前コロラド州にサウスパークの映画を理由に、戦争の宣言をしたくらいだ。
↑そのエピソードがサウスパークに出てこないとも限らない。
●未来が見えてきた。セス・ローゲン監督の映画のために世界の終わりへ。
●きっと金正恩は、この映画の予算が彼の国の予算よりも高いので、嫉妬を感じているんだよ。
↑公開1週目の売り上げは、きっと北朝鮮のGDPを超える。
↑この映画が理由で戦争になるなら、チーム・アメリカだろう。
●これは今までにないほど最高のマーケティングだ。
●ポスターの言い回しには困らないな。
「破壊的なアメリカによる狂気の挑発行為!」
「最も向こう見ずなテロと戦争」
●毎週火曜日になると、それをやってないか。
↑これが真実になったらと想像してみてくれ。戦争や死なんていやだが、でも50年くらい経って、歴史の授業で「朝鮮戦争2」の映画を見せられたら内容がコメディなんだ。
↑理由はわからないが、怖くないな。
↑もしわれわれの国が日本海にあったら、この脅しも何か意味を持つかもしれないな。
↑ほとんどロケットもそこまで届いてないよ。
●とりあえず無視しよう。みんなそうしてるし。
↑この件に関しては賛成だが、あとどれくらいあの国で起こっていることを無視するかだな。
↑もし本当に、アメリカ政府がこの映画製作のバックアップをしていると思ってるのなら、よその国がどう機能しているか全く把握できてなさそうだ。
●金正恩は本当に小さなはったり屋だな。5歳児が独裁者になったみたいで、地団太を踏みながら脅してるんだ。
これが最初でも最後でもなさそうな北朝鮮の表明ですが、映画の公開にあまり影響するとは思われていませんでした。公開後に北朝鮮がどうでるかは気になるところではあります。
North Korea threatens war over Seth Rogen movie.