ほとんどの人に知られていない「Wi-Fi」の名前の由来…海外の反応
もはや誰もが使う言葉となった「Wi-Fi」(ワイファイ)。
無線LAN規格のひとつですが、このWi-Fiという言葉の由来が何であるかご存知でしょうか。
「Wi」はWireless(ワイヤレス)で、「Fi」はFidelityと説明されていることも多いのですが、これは後付けであり、実は全く何の意味もないのだそうです。
WiFi isn't short for "Wireless Fidelity" - Boing Boing
こちらの記事に、クリエイターのひとりが命名するまでの経緯が説明されています。
当時、イーサネットAlliance(現在のWi-Fi Alliance)がブランド名を考える際に、インターブランド“Interbrand”(世界最大のブランド・コンサルティング会社)を招待しました。
(Wi-Fi Allianceは、無線LAN製品の普及促進を図ることを目的とした業界団体)
すでにインターブランドは、コンパックなどの有名ブランドを世に送り出していた実績があったので、“IEEE 802.11規格”といった無線LAN規格よりもキャッチ―な名前を求めていたのです。
そうして考案されたのが「Wi-Fi」ですが、意味があったわけではなく、単に「Hi-Fi」と韻を踏んでいるという理由だけで名付けられたそうです。
名前ができた後に、何の意味も持たないのはまずいと考え、後付けで“Wireless Fidelity”の略であることにしたそうです。
これにいろいろコメントが寄せられていました。
●オレはわかってたんだ! 今週シャワーの中でひらめいたんだ。
●昨日バーでこの問題が出て、答えは「Wifeless Fidelity」と言われた。ムカつく。
(欧米のバーでは、クイズを出題して盛り上がるイベントがある)
●これは間違いなく、ワイヤレス・ファイヤレスなのです。
●無線のインターネットが最初に出てきたとき、業界人が「Wifi」と言い続けていたので、自分は「なんてバカな名前なんだ。売れるわけない」と思ったが、きっとそれが理由で、自分は市場で成功していない。
↑ドイツではWLANと呼んでいるよ。Wi-Fiは流行らなかったね。
●自分はいつも"Wireless F*cking Internetと、呼んでいた。
●面接で「僕はWireless Fidelityテクノロジーに詳しいです」と言ってた人がいたなぁ
いかにも元の意味がありそうなWi-Fiですが、実はHi-Fiと似てるだけ……というのは拍子抜けですね。それがブランドとして成功しているのだからおもしろいものです。
TIL that the "Fi" in "WiFi" doesn't mean anything (including Wireless Fidelity).