フィンランドの妊婦がもらう「マタニティボックス」には何が入っているの?…興味深い中身がこちら
福祉先進国といわれる北欧諸国では妊婦や母親への待遇が厚く、フィンランドでは妊婦に国から「マタニティ・ボックス」というものが送られてくるそうです。
いったいそれはどういうもので、何が入っているのでしょうか。
あるフィンランド人の妊婦が、実際に送られてきたボックスの中身を紹介していました。
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こちらが送られてきたダンボール。
乗っている猫は(たぶん)比較用。かなり大きなサイズです。
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開封すると、青いボックスが出てきました。
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さらに青いボックスを開けると……。
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赤ちゃん用の防寒着が2着と、帽子に手袋。
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スリーピングバッグとシート。
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赤ちゃんの衛生用品の入った小さなバッグ、帽子、顔マスク、パッド、小さな本、おもちゃ、そして避妊具。
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布おむつ、タオル、そしてあとはいろんなスタイルの服いろいろで、男女兼用。
箱の底にはマットレスも入っていて、赤ちゃんがベッドとして使えるようになっています。
すべての服は良質で、ほとんどがフィンランド製か、フィンランド企業が作ったものだそうです。
このマタニティボックスを見た他国の人々が、この粋なはからいに、さまざまなコメントを寄せていました。
●子供たちは、赤ちゃんが箱からやってきたと思わないかな?
↑3歳の娘がいる親戚の家では、妹が生まれたとき、父親が娘をおばあちゃんに預けて、「赤ちゃんが運ばれたので行かなくてはいけない」と言った。その日に宅配が届き、その子は赤ちゃんが配達されたと思ったそうだ。
↑自分もその罠をしかけるね。妊婦の母親は太ったってことにしておく。箱が届いたら、赤ちゃんが届いたことにして、まだ開けてはいけないと言って、数週間待たせる。
↑コウノトリタイプの話だね。
↑フィンランド人は赤ちゃんがどこから来るのか、早くから教育するよ。ほとんどの親は子供に聞かれたときに答えている。
●この箱を作る会社に勤めているので、喜ばれるとうれしい。
●アメリカのマタニティボックスはこれは。
●え? 赤ちゃんの最初の避妊具?
↑(投稿者)避妊具は両親のためよ。家族計画をしたり、両親が仲良くすることを思い出させるため。
●グッズそのものが役立つだけでなく、一番良いと思うのは、社会的な価値を強めるというところ。赤ちゃんを歓迎し、両親を歓迎し、それをバックアップしますよという社会のありかた。
●「なんてこった、またできちまった。また病院からすごい請求が来る」みたいになる(アメリカ)とは違う。
●アメリカでこれがもらえないことが悲しい。
↑元気を出せ。何千ドルもの請求書は届くよ。
●猫が箱に入るシーンは?
↑(投稿者)はい。
●まるで10歳の子を産むみたいに、その防寒着は大きいね。
↑(投稿者)冬はマイナス40度にもなるので、赤ちゃんがかなりたくさんの服を着ないといけないのよ。だから大きい。
福祉が手厚いのは社会的弱者にとって厳しすぎる寒さという国柄もあるのでしょうが、とにかく社会全体で、赤ちゃんを迎えているという姿勢が見られます。
税金の問題など難しい面はありますが、少子化をストップしたいのであれば、参考になる点はあるかと思います。
Mine came today so i thought I'd show you all what I got