想像を超えるフサフサだった…最大の「しっぽ」を持つリスはこんな姿
リスは尾の大きな動物ですが、インドネシア・ボルネオ島の森林に生息する「フサミミクサビオリス」は、哺乳類最大の「しっぽ率」(体としっぽの比率)を誇るそうです。
そのフサフサぶりをご覧ください。
どーん!
なんという大きなしっぽ!
しっぽが目立ちすぎて、一瞬どこに本体があるのか探してしまうほど。
それもそのはず、体(しっぽ以外)の1.3倍のサイズがあり、「しっぽ率」は哺乳類最大だそうです。(体格はシマリスの2倍程度)
名前は「フサミミクサビオリス」。
たしかにふさ耳だけど、しっぽのインパクトに完全に負けているような……。
あまりにボリューミーで、しっぽというよりベッドでも背負っているような違和感。
体は伸ばすと意外とスリムですね。
ちなみにフサミミクサビオリスには吸血リス“Vampire Squirrel”の異名があり、時期によって狂暴になるという現地ボルネオの伝説があるそうですが、主食はどんぐりであり、自分より大きな動物を攻撃したという目撃例はないとのことです。
たしかにこの穏やかな表情を見ていると、狂暴だとは想像しにくいかも。
なぜこんなに大きなしっぽを持つようになったかについては、明らかになっていないそうです。
専門家の推測としては、
・求愛行動や仲間に警告するため
・大きく見せることによる威嚇
・他のリスと同様に外敵の目を混乱させたり、しっぽをつかまれるのを防ぐため
といったことが考えられています。
Tufted Ground Squirrel - Rheithrosciurus macrotis