「ジョークみたいな道だ…」片側はオランダで、もう片側はドイツというユニークな通りがこの写真
日本は島国なので外国との境界がハッキリしていますが、陸続きの国だとユニークな国境線もあるようです。
同じ通りでありながら、道の片側がドイツ、片側がオランダという写真が話題となっていました。
オランダ側。
ドイツ側。
同じ道なのにまったく別……と言いたいところですが、家や道の雰囲気に特別差は感じないですね。
家から掲げられた国旗がなければ、気づけなかったと思います。
この写真に対する、海外掲示板の反応をご紹介します。
●これが国境? フェンスはどこにあるんだ?
↑ヨーロッパへようこそ。
↑もっと詳しく言うとシェンゲン圏へようこそ。
シェンゲン圏 - Wikipedia
●こういうフェンス?
●両国にまたがっているビルもあるよ。企業などでオフィスをまたがらせると、ドイツ人客にはドイツの住所を、オランダ人客にはオランダの住所を教えることができるんだ。ツイン・ポストというのもそれぞれの国にあって、仮に郵便局を通すとベルリン、アムステルダムなどを通ることから1週間もかかってしまう。
●国境という意味で、ここはとても興味深い場所だよ。この国境は実際に家や店を通っている。なので家の片側はドイツでもう片側はオランダということが普通にある。家がどちらの国に属するかは、玄関がどちらにあるかで決まる。
↑前にカナダとアメリカの国境についての短編ドキュメンタリーを見たことがあるんだけど、多くの家が国境線をまたがってぐちゃぐちゃに建てられている。1日に何度も違法に国境を超えているんだ。20歳の女性がカナダ側にある自分の部屋で飲むと飲酒年齢制限が19歳なので大丈夫だが、家の他の場所で飲むとアメリカ側なので21歳の制限に反して違法ということになっていた。こういうバカげた逸話がヨーロッパの国境にもあるのだろうか。
●もし両国の自動車の車線が反対だったらと想像してみよう。
↑戦争通りみたいになる。
●アメリカ人としては、多くのヨーロッパ諸国では、ちょっと外に行くとそこで戦いが行われていたっていうのがすごい。しかもそう遠くない昔で1世紀かそこらだ。
↑ヨーロッパの面白いところは、すべてがとても古いってところ。アメリカなら市民戦争の兵士の妻たちが、その年金を数年前までもらっていたというところだが、ヨーロッパでは千年クラスの城がほとんどそのまま残っている。この春にスペインに旅行したけど、ロンダという町では「ニュー・ブリッジ」と呼ばれる橋があり、それは17世紀に架けられたらしい。「オールド・ブリッジ」はその先にあって、ローマ時代までさかのぼる。ヨーロッパの歴史は、うんと昔までさかのぼる。すごくクールだよ。
↑戦争だけでなく、ヨーロッパは言語、アート、歴史、文化も提供しているよ。ぜひ一度来てね。
●だけど車は両方ともドイツ車なんだな。
↑オランダ人はスパイカー“Spyker”(オランダ車)を買えないんだ。
(スパイカー・カーズ - Wikipedia)
↑ベンツのプロモーションイベントの写真らしいので、両国のサッカー選手と一緒に写っているんだ。
●そして全ての他の国へ。
↑日本がドイツを擬人化すると、(エヴァンゲリオンの)アスカになるってのが、すごく奇妙だ。
↑日本はドイツと奇妙な関係だぞ。
↑その背景は1940年代までさかのぼるが、どちらもその話をしたがらない。
↑だってアスカはドイツ人だから。
(正確なプロフィールはドイツ3/4、日本1/4の血を持つ混血で、国籍はアメリカ。惣流・アスカ・ラングレー - Wikipedia)
●それでもし警察に追いかけられたとして、国境を超えたら、またこっちに帰ってくるまで待たないといけないのかい?
↑ちがうよEUの法律で、そのまま追いかけていくよ。
↑ヨーロッパのアメリカ合衆国みたいなもんなんだな。
●それより他のみんなはどこにいるんだ?
↑仕事してるんだろ。
↑同じ質問をフィンランドとスウェーデンの国境にも出来る。
ドイツとオランダはブラジルW杯で共にベスト4まで行ったので、さぞかし盛り上がったことでしょうね。
残念ながらドイツは決勝、オランダは3位決定戦へ進出したので対戦はなりませんでしたが、対決していたらこの通りは大変なことになっていたと思います。
One side of the road is Germany, the other is Netherlands.