外国人「日本の死刑囚は、刑執行をほんの数時間前まで知らされず、さらに家族には事後報告であることを知った…」海外掲示板で議論に
死刑制度については、各国の法律や個人の考え方にかなり差があります。
日本は先進国としては数少ない死刑を実施している国ですが、その詳細までは一般人があまり熟知しているわけではありません。
海外掲示板に以下の投稿があり、議論を呼んでいました。
「日本では死刑囚は執行されることを数時間前しか知らされない。そしてその家族は死刑囚が死亡したあとにしか知らされない」
コメントをご紹介します。
●こんな感じになるのかな。
「兄の面会をしに来ました」
「………。」気まずい空気
↑日本だから、きっと「ああ、それは不可能です。申し訳ございません」って言われるんじゃないかな。
↑「ご理解をお示しください」
↑自分の経験からすると、「それはちょっと難しいと思います。すみません」という感じだと思う。
●1960年代に廃止されるまで、イギリスの刑罰も相当厳しいものだったよ。死刑囚の監房が絞首刑を執行する部屋と隣接していることを受刑者は知らされていなかった。
監房から連れ出すのではなく、執行人がワードローブにある秘密のドアからいきなり入ってきて隣の執行室に連れていき、即座に執行された。イギリス最後の執行人はプライドを持って時間を短縮し、それを20秒でやってのけた。
↑東ドイツはさらに速かった。死刑囚を呼ぶと、「不服申し立ては却下されました。よってまもなく執行されます」といった内容の文が読まれ、執行人が後ろから静かに頭を撃つというものだった。
↑イギリスのは少し誤解がある。家族や死刑囚はどの日に行われるかは前もって知っていて、その執行日に部屋を移されていた。そこからが急ではあるが、間もなく行われることは知っているよ。日本ではそんな警告はないみたいだ。
●ドキュメンタリー映像があるよ。47年間、死刑囚として服役していた男性の話(袴田事件)で、今年仮釈放された。
袴田巌 無実の死刑囚 - Japan's Innocent on Death Row - YouTube
↑その動画を見ると、執行間際まで知らせないことが人にどんな影響を与えるかわかるね。完全に精神がおかしくなる。妄想と現実がわからなくなる。40年以上も人の足音で震え上がる恐怖の人生だ。
↑やっていない罪で死刑囚を47年もしたら、それが間際に知らされようとそうでなかろうと、自分なら頭がおかしくなる。
↑その話を読んで恐ろしくなったよ。日本の司法システムがそんな過酷とは知らなかった。
↑日本の警察は告発なしに3週間まで拘留することが出来る。そしてその状況は楽しいものとは言えない。99%くらいの人はその間に自白してしまうらしい。
●わお。ということは、基本的に彼らは死刑囚とその家族を1〜10年くらい苦悩させるのか。いかれてるな。
●もしかしたらそれが死刑囚にとって執行は最後かもと安心させるのかも。
↑2008年のアムネスティ・インターナショナルでは、この直前の警告による絞首刑は、何十年も死刑囚として過ごす者への残酷な仕打ちであり、精神疾患を誘発しやすいと報告した。
アムネスティのケイト・カレン氏は2009年に「日本の死刑執行システムは死刑囚を精神疾患の深淵に駆り立てるものであるが、それでも死刑は執行出来ることになっている」加えて「どの日が最後の日か知らずに苦悶させることは恐ろしいことであるが、日本の司法システムはこの死刑囚の葬り方を、まるで存在しないかのように隔離し、沈黙のまま行うことが適当であると考えている」と伝えている。
↑少なくとも、被害者も最後の日を知らなかったしね。
●なぜ、いまだに絞首刑なんだ?
↑きちんと行われれば、おそらく電気椅子や投薬より確実だからだろう。
↑ギロチンより確実なものはない。
●今日、自分は日本にまだ死刑があることを知った。
国ごとの違いは当然ありますが、個人ごとにも意見が大きくわかれている感じでした。
簡単に答えの出せない深い問題ではあります。
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