アヒルの鳴き声は地域によって「なまり」があることが判明…イギリスの研究
アヒル(マガモ)の鳴き声が「ガーガー」というのは日本の話。
英語では「クワック、クワック」“Quack Quack”という擬音で表現されますが、同じ鳴き声でも国(言語)によって聴こえ方が違うのはよく言われるところです。
ところが実際の鳴きかたも異なるようで、地域ごとのアクセントの違い(なまり)があることが、イギリスの研究によって明らかになりました。
イギリスは言葉(英語)のアクセントの地域差が激しいですが、それはアヒル(マガモ)にまでに及んでいることが判明したそうです。
アヒル(の言語?)も、人間のように環境に左右され、例えばロンドンの労働者階級(コックニー)のいる地域では、荒くやかましい鳴きかたで、コーンウォール(イングランド南西端)のアヒルたちは、ソフトなリラックスした鳴き声でコミュニケーションをとっていることがわかりました。
この研究は、人類の言語がどのように発展していったかの一環として調査されましたが、アヒルが選ばれたのは社交的な性格であるからで、今後はさらにアイルランドやリバプールなどへ調査範囲を広げていく予定です。
この研究結果に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●妙に興味深い。
↑近所の池でアヒルが巣作りを始めたんだが、嫌がらせしてくるアヒルたちがいたので観察することにした。するとそのアヒルたちは地元のアヒルとは全く違う鳴き声だったんだ。やつらはヤンキー・ダックにちがいない。
●なんてこった。スコットランド・アクセントのアヒルなんて想像してみろよ。
↑クェッって言うんだよ。
↑それはもうディズニーで再現されている。
●じゃあカナダのは「エ?」と鳴くのか。
●南部のアヒルは「クァァァァァャック」
イギリスのアヒルは「クウォック」
ノースダコタのアヒルは「クウェック」
アジアのアヒルは「クラック」
中近東のアヒルは「アル・クウァック」
スタートレック「クウァーク」(カーク船長)
↑フランス:「レ・クウァック」
●自分はこのことに気づいていたよ。オランダに住んでいるけど、ロンドンに行ったときにそこのアヒルがオランダのアヒルとはかなり違うサウンドだと思ったんだ。
都会では田舎に比べてサイレンや車の音など常に騒がしいことから、音量に負けじと動物たちもうるさくなるのではないかと推測されていました。
日本でも関東と関西では鳴き声に差があるのでしょうか。
TIL that Ducks quack in their own regional accents