2014年09月27日 11:30

「ありがとうカナダ!」オランダが毎年チューリップを贈りつづける理由は…70年前のある出来事だった

 

オランダがカナダに毎年チューリップを贈りつづける理由00
オランダはカナダに感謝の印として、毎年チューリップの球根を2万株も贈っているそうです。

その理由は70年前に起きた、ある特殊な事情によるものでした。

時は1940年、第二次世界大戦までさかのぼります。

この年オランダはナチス・ドイツによって占領され、ユリアナ王女(1948年に女王に即位)は長女ベアトリクスと次女イレーネを連れてカナダに亡命しました。

当地で三女(マルフリーテ王女)を身ごもったユリアナ王女でしたが、当時の法ではカナダで生まれるとイギリス国籍になり、さらに「皇族はオランダ領で出産しなくてはならない」という決まりがあったことから、マルフリーテ王女の王族資格さえも失いかねない状況に陥っていました。

(1945年に終戦を迎えるとユリアナ王女は本国に戻り、1948年に母ウィルヘルミナ女王から王位を譲渡され、女王に即位しています。)

しかしながらこの状況に理解を示したカナダ政府は、ユリアナ王女が滞在する首都オタワの病室を、オランダの治外法権区域とする粋なはからいをしたのです。

オランダがカナダに毎年チューリップを贈りつづける理由01
この特例により、三女マルフリーテ王女の王族としての権利は守られ、国会議事堂では誕生を祝福してオランダ国歌の演奏とオランダ国旗が掲げられました。

このことに感謝したオランダは1946年以降、毎年カナダに友好の印としてチューリップの球根を贈り続けているのです。

オランダがカナダに毎年チューリップを贈りつづける理由03
一方のカナダでは、毎年5月になると首都オタワで「チューリップ・フェスティバル」が開催され、100万本のチューリップが50万人の来場客の目を楽しませています。

オランダがカナダに毎年チューリップを贈りつづける理由02
フェスティバルにはマルフリーテ王女殿下も、たびたび訪れているそうです。(写真は2002年)

こうした事情から、今日でもオランダとカナダはとても友好的な関係が続いているとのことです。

(余談:両国民によると、いつもはとても友好的な2国だけど、スピードスケート競技が始まるやいなや、一変して敵対関係になるとのことです。)

TIL that for one day in 1940 a section of a hospital in Ottawa, Canada became international territory so a Dutch Princess could be born a full Dutch citizen.

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