そ、ソフトバンクの立場は…!話題のタイムラプス動画で、50周年の東海道新幹線でiPhone 6のつながりやすさを比べた結果
出張や旅行と多くの人に利用されてきた東海道新幹線は、今年で開業50周年。近年では座席にコンセントも付き、パソコンが置けるようにテーブルも広くなるなど、仕事でも旅行でも快適に移動できる手段として進化してきました。
しかし新幹線の移動中に困るのが、インターネット接続。数年前によく出張していた頃は、新幹線でデータ通信をしようとしても、すぐに途切れてまともに使えないことが多かったんですよね。
そこで、どの携帯電話会社のデータ通信の品質が一番良いのか、ドコモ、au、ソフトバンクのiPhone 6を使って、東海道新幹線のデータ通信品質を調査してみました。
ただつながりやすさを計るだけでは面白くないので、iPhone 6にも新しく搭載され、最近アプリも流行っている話題のタイムラプス動画でアップしてみました。東京-新大阪間の携帯各社のiPhone 6のつながりやすさが、たった3分でわかる動画をご覧ください。
どこの携帯電話会社が、新幹線でのデータ通信にもっとも向いているのか?
長距離移動に使われる新幹線は、移動時間に景色を眺めながら仕事ができる貴重なワークスペースでもあります。
しかし新幹線でデータ通信をしようとしても、一昔前はブツブツ切れまくりで使えたものではありませんでした。がしかし、近年では高速通信のLTEも一般化し、携帯電話各社は力を入れてエリアの整備を進めているようです。
そこで各社のiPhone 6を持ち込み、新幹線車内にてLTEの接続率調査を行いました。
調査は2014年9月26日15時10分発の東京発のぞみ43号で、東京から新大阪までの間で圏外や3Gに落ちた回数を集計。その一部始終と車窓の景色がすべて収まった、50倍速のタイムラプス動画をアップしてみました。
なお優劣をわかりやすくするために、ドコモ、au、ソフトバンクのスコアを表す0系新幹線のブロックも用意しました。
LTEじゃなくなった時に車両を一つずつ減らし、 最終的にもっとも車両が残っているキャリアが、もっともLTE接続率が高い ということになります。
東京-新大阪をタイムラプスで3分に凝縮して比べてみると…東海道新幹線のもっとも優れたキャリアが明らかに
【タイムラプス50倍速】東海道新幹線 東京→新大阪 iPhone 6 LTE接続調査 - YouTube
では、東京から新大阪まで各社どういう結果になったのか、2時間38分の移動を3分にギュッとまとめた、50倍速のタイムラプス動画をご覧ください。
なお、フルハイビジョンでアップロードしてあるので、全画面にするとより細かく見えますよ。
全くLTEが途切れないau、早々に脱落したソフトバンク、2位につくも唯一圏外になるドコモ
さて簡単に結果をまとめると、このようになりました。
LTE接続率1位は、一度も途切れることがなかったau… ってすごいな!
ソフトバンクは 名古屋につく前に6回も3G落ちし、スコア集計用の新幹線車両も早々に消滅。
名古屋まではLTEを保った 2位のドコモも、トンネルで唯一圏外になってしまう など、微妙な結果となってしまいました。
長時間拘束される新幹線こそ、快適な通信環境を
iPhone 6では、CA(キャリアアグリゲーション:auが先行)、TD-LTE(WiMAX2+、AXGPなど:au、ソフトバンクに対応)など新しい通信技術も加わり、より快適な通信ができるよう進化しましたが、結局のところ、 使いたい場所に必要な電波が届いていなければ、何の意味もありません。
データ通信速度が速くても部分的に使えるだけでは意味がなく、それが全国のいかに広いエリアで使えるか、その環境を整えられるかも通信キャリアの腕の見せ所です。
特に新幹線は1時間以上の乗車が当たり前。これだけまとまった時間があれば、仕事はもちろん、動画を見たり、電子書籍や音楽をダウンロードして楽しんだり…なんて、スマホならではのくつろぎの時間を楽しみたいものです。
なおエリアの広さの目安として、人口カバー率というのももちろん重要ですが、あれはあくまで人が住んでいる場所でどれだけつながるかという話。
新幹線のように誰も住んでいない場所も通る交通機関でどれだけ繋がるか知ろうとすると、やはりこうして実際に調査をしてみないと、本当の品質は見えてこないのかもしれませんね。
売り上げランキング: 127,123
関連記事