「マリオが大好きだった兄が亡くなった、彼のためにこんな手向けの花を作った」涙を誘っていた1枚
スーパーマリオが大好きだったという兄のために、妹さんが用意したフラワーアレンジメントが、海外掲示板で感動を呼んでいました。
その写真をご覧ください。
こちらが、亡くなられたお兄さんのために用意したという、お花。
そう、スーパーマリオに登場するキノピオです。
すべて花で作られていて、色鮮やかなかわいらしいデザインになっています。ゲーム好きの兄のお葬式にのためにと、妹さんが特別に作ったとのことです。
海外掲示板には、これに感動した人々がたくさんのコメントを残していました。
●きっと今頃、彼は別の城にいると思う。ご冥福をお祈りします。
●思っていたよりも、驚くほどにきれい。
●これはすばらしい。君はすごい。とてもよく出来ている。
↑(本人)ありがとう。この場を借りてお花屋さんにもお礼を言っておきます。
↑家族のみなさんにお悔やみを申し上げます。そして偉大な投稿だ。
●彼の人生のストーリーにとても興味がある。もしよければ、話してもらっても構わないかな。
↑(本人)兄のために少し書いてみます。
兄の名前はアンドリュー。とにかく熱心なゲーマーでセガからXbox Oneまで持っていて、私がコントローラを持てるようになると、すぐにゲームを教えてくれました。
両親に叱られるほど何時間も一緒に遊んだものです。いつも健康のトラブルを抱えていて、特に体のバランスが取れずにいました。そのことで社交的な意味において自信を持てず、恥ずかしがり屋な人でした。それでも数少ない仲の良い友人もいました。
2013年の2月、進行性の脳腫瘍であるとの診断を受けました。腫瘍の除去手術を受け、その後、抗がん剤治療と放射線療法を集中して行いました。でも腫瘍のいくつかは除去するにはとても深かったようです。
少なくとも治療により、兄が私たちと過ごす時間を少し引き延ばしてくれました。チャリティからすばらしい援助を受けて、F1レースの観戦などもさせてもらい、大好きだった兄は大喜びでした。
しかしながら、今年の8月に症状は悪化。がんが再発して急速に進行しました。次の治療はあまりに負担が大きいことから、私たち家族はそれをしない決断をしたのです。彼の健康状態ではきっと無理だったろうと思います。
そこから歩くことも、話すこともできなくなっていきました。すばらしいナースたちがいる全日制看護病棟へ移りました。私は彼氏といっしょに毎日兄の元を訪ね、必ずゲーム機を持っていき、彼が私たちがゲームをするのを見られるようにしました。
電話が掛かってきたときは、彼の最後が近いことがわかっていました。家族全員で行き、兄の最期を看取るまで手をつないでいました。
兄は何一つ不平を言わない人でした。「なぜ僕が?」と言うこともなければ、特別な治療をお願いしたこともありません。本当にシャイな人でした。自分から誰かに話しかけることをほとんどしない兄でしたが、それでも彼が話すときは心に印象を残しました。
誰もが彼を助けたいと思ったこと、そして愛されていたことが、昨日のお葬式で実感できました。
これから兄のことを恋しくなると思います。そして兄のことを尋ねてくれてありがとう。
(あとがき)彼は26歳でした。
↑うちの兄も、4年前に脳のガンで亡くなりました。18か月間、病気と闘い続け、その間に3回の手術、抗がん剤治療を2回、放射線療法を2回、試験的な治療を2回ほどしました。彼も同じように動けなくなり、失語症を患いました。
あなたのお兄さんのように「なぜ僕が?」とは言わず、自分にとっても一番つらい体験となりました。最後の6か月は一緒に時間を過ごしました。ゲームはしなかったけれど、映画はよく見て、今ではその時間を大切に思っています。
とてもひどい病気で、他の人もそれを体験しなくてはいけなかったことを残念に思います。つらいでしょうが、少しずつ、それでも楽になっていきます。もしはけ口が必要なときには、いつでも個人的にメッセージをください。
↑(本人)ありがとう。
●きっと今頃、天国でクリボーを踏んずけているよ。
●一緒にグリーン(1up)のキノコも作ればよかったと思う。
↑少しばかり不謹慎なコメントかもしれないが、そのユーモアには賛同する。
↑(本人)私も賛同します。
●とても美しい意思表示だと思う。そんな妹を持てたお兄さんは幸せだったと思うよ。心を強くね。
↑(本人)ありがとう。兄に多くの勇気や尊厳を教えられました。私たち家族も兄を持てて幸せでした。
ご冥福をお祈りします。