外国人「青色LEDが発明されたことで、街の景色はここまで変わった…」海外掲示板で称賛されていた1枚
日本人のノーベル賞受賞により、改めて注目されている青色LEDの発明。
光の3原色がそろったことによるフルカラー化はもちろん、白色LEDも可能になったことにより、照明も白熱電球からLED電球へと置き換わってきています。
海外掲示板で、「白熱灯から白色LEDに切り替わったことで、街の景色はここまで変わった…」とトピックに上っていました。
写真をご覧ください。
左側:白色LED。 右側:旧来の白熱灯。
右側(白熱灯)はまぶしい割に、道路はよく見えません。
そして左側(白色LED)は、明るさも色合いも目に優しくなっています。
他にもLEDには電気消費量や光害を減らしたり、交換コストを削減するなどのメリットがあります。
ノーベル物理学賞にふさわしい、世界を一変させた発明であると、海外掲示板では称賛の声が上がっていました。
●うちの街も去年LEDに替えたよ。光害(過剰または不要な光による公害)が激減し、今では月のない晩になると天の川が見えるようになったよ。その他の空もよく見える。
↑どこに住んでいるんだい? オランダの光害はひどいもんだよ。都市部のすべてが黄色とオレンジだ。もっと空が見えたらいいのに。
↑ロサンゼルス住民だけど、星って何?
↑1990年代の南カリフォルニアで大がかりな停電が起きたとき、住民から緊急通報がきて変な雲が空にあると伝えたらしい。初めて見る天の川だったようだ。
●ボストン市では、LEDに置き換わると消費電力が60%カットされ、全てを入れ替えたとしても、その費用は2〜3年で採算が合うらしい。
↑エネルギーのエンジニアだが、その60%削減は達成可能だ。しかも寿命が長いのでメンテに必要な人員をカットできるしね。
●写真を見れば光害の効果が明らかだね。街灯の間の木々に目を向けると、白熱灯では全体がオレンジ色に染まっているだけだが、LED側のほうはほぼ完ぺきに照らし出している。
●イギリスには法律ではないが、ダーク・スカイ条例というものがある。夜間の光害を減らすための、いろいろな方法が盛り込まれている。この写真のLED側は、上向きに照らされている光が皆無に近い。
●きっと20年くらい経てば、このオレンジのライトもノスタルジックになるだろう……。
●角度からすると、LEDの街灯は光の方向を効果的に調整できているように見える。従来の照明は限られた効果で、あちこちに照らされている。路面からの反射が大きくなければ光害はほぼなさそうだ。自分の理解では、LEDでは指向性を調整しやすそうだ。
↑実際、それが長所であり短所で、何に利用するかだね。でも効果と寿命の長さがセールスポイントになっている。
●あと、LEDのほうが自然に近いね。自分は通りのオレンジライトが嫌いだ。自分の通りにも来てほしいな。
19世紀にジョセフ・スワンが白熱電球を発明、トーマス・エジソンが実用化し、20世紀を照らしました。ノーベル賞の選考委員会は声明で「21世紀はLEDが照らす」としています。
また、英国物理学会のフランシス・サンダース会長は、「世界の電力の20%が照明に使われているが、LED照明を最適利用すれば、4%まで削減することも可能」と語っています。
They are replacing street lights with new LED lamps.