「キャビン・アテンダントやパイロットの人に質問、客にされた1番イヤなことは何？」同情してしまう回答いろいろ

フライトアテンダント
世の中は良いお客様ばかりではなく、残念な客にあたってしまうこともあるのがサービス業のつらいところ。

職業ごとに客の質も異なるものですが、
「パイロットや客室乗務員の人に質問、今まで乗客にされたもっともひどいことは何ですか？」と、海外掲示板に質問がありました。

興味深い回答をご紹介します。

●5年ほど乗務員をしているけど、本が1～2冊書けそうなほどクレイジーな話が多い。顔を殴られたこともある。カップルで座席で何かやろうとした人もいる。おしりをつねられたこともある。リクライニングのことで大ゲンカになった乗客もいた。ジンジャーエールの質についてうるさい客もいた。

●自分は乗務員ではないけど、うちの母親はひどいビッチで、立ち上がったときに座るよう指示を受けて、「腰が痛い」と座らずに通路を1時間もつっかえさせた。「腰が痛いから」と言ったが腰は大丈夫だろ、座れよ。

●以前、女性客が通路に子供を寝かせておむつを替えはじめたのを見た。搭乗中のことであっけにとられた。

●気流の乱れたところを飛んでいたことがあって、その日は特にひどくて自分もかなり怖かった。すると突然乗務員がつまずいて、通路で転んだ。すると転んだまま気流の悪いところから抜けるまで、そのままでいた。それがツボに入ってしまい大笑いした。

●週に2度飛行機に乗るけど、自分のことしか考えずに機内で行動する人々にいつも驚く。怒りを乗務員に向けている人を見ると、そいつを殴って今後飛行機に乗ることを禁止したくなる。空港にイライラしてるとか、いつもフライトが遅れるとか、セキュリティを通るのが悪夢だったとか、知るもんか。座って黙って、そのひどいお話とやらをお友達（のふりをする人）に話すために取っておけよ。

●名付け親が80年代から乗務員をしていたので、いろいろとおもしろい話を聞かせてもらった。一度、猫をケージに入れて乗ってきた女性がいて、とても猫好きに見えたそうだが、エサの時間にその予想を超えるようなことをした。エサをボウルに入れて渡すのではなく、自分の胸を出して授乳し始めたらしい。当然、乗務員からやめるようにと強く言われた。

●長距離フライトだったら、ちょっと立って足をストレッチしたくなるのはしかたないけど、たった45分のフライトなのに後ろでヨガをする必要があるのかと思う。70人にドリンクを配らなくてはいけないのだから、どいて欲しい。
あと、私たち乗務員が天候をコントロールするわけではない。パイロットだってコントロールできない。フライトが遅れても私たちのせいではない。乗務員やパイロットにとってもトラブルには違いないのだから。

●飛行機のエンジニアをしているので、いろいろな飛行機に乗ったことがある。だけどいまだに忘れられないのはナイジェリアのバジェット航空で、半分くらいの客はトイレを使ったことも見たこともないんじゃないかと思った。水のボトルに用を足していたり、通路にうんちが落ちていたり、とにかくにおいがひどく、何度かあえいだ。最悪の3時間だった。

●ラスベガスから夜間ヘリコプターを操縦しているけど、前もってカメラのフラッシュをたかないように注意され、さらに僕自身も、もう一度それをお願いするにもかかわらず、頻繁にフラッシュをたいて写真を撮る人が多い。飛行中にパイロットの視界をフラッシュで盲目にするのは、いい考えだと思っているようだ。

●父親から聞いた話だが、全員が搭乗したあと、上品なスーツを着た男性の頭の上に何か液体がこぼれてきた。男性「これはいったい何なんだ！」と叫ぶと年配の女性が「それは私のエビよ」と言った。冷凍のエビを載せていたらしい。男性はかわいそうだった。

●乗務員が配っていたクッキーにクランベリーが入っているという理由で、ぎゃあぎゃあ騒いでいた女性がいた。配るものにも配慮がいるかもしれないけど、文句言うのが好きな人も多い。

●自分はパイロットで彼女が乗務員だけど、そんなおかしなことはあまり見ていない。ときどき紛失した荷物や接続の問題で駄々をこねる客がいるくらいだ。パイロットは乗客からは施錠されたドアのこっち側にいる。彼女はドアのあっち側なので、ときどきひどい人々を相手しないといけないようだ。
・「リンゴジュースが切れている」といって数分怒鳴った客がいた。
・「水を持ってきてくれ」と言ったあと、持っていったらその水を彼女の頭にかけた。