「家に猫をつけてくれたら1300万円高く買うよ」「よし、売った!」→売買が成立
家を売買する際には、土地や建物のほか、家具や調度品も付属してくることがあります。
ところがオーストラリアのとある家の売却では、飼い猫まで含まれていたことから、大きな話題を呼んでいます。
競売に出された家は、メルボルン郊外にある築19年、5ベッドルームの豪邸。
売主であるパーシヴァル夫妻は、その時点で愛猫のティファニーを手放すつもりは全くなかったとのことです。
猫が含まれるに至った経緯ですが、最終的に206万豪ドル(約1億8900万円)で落札した人が、内覧に来たときに猫を見てひと目ぼれしてしまったようで、猫もセットで購入したいと軽い感じで申し入れたというものです。
その時点では、パーシヴァル夫妻はジョークだと考えていたそうです。
ところが落札者は本気でした。猫をつけてくれるなら220万豪ドル(約2億200万円)で入札すると希望したのです。
その結果、猫によって14万豪ドル(約1300万円)も上乗せされることになりました。エージェントも「売り家に猫を付けたという話は初めて聞いた」と述べています。
ただしティファニーは、もともとパーシヴァル夫妻の息子(19歳)であるサム君が4年前にペットショップで気に入って購入したことから、彼はがっかりしているそうです。夫妻は彼のために新しい猫を探すつもりでいるとのこと。
パーシヴァル夫妻は「もちろん寂しいけれど、ティファニーはこの家に残りたいだろうなとも考えている」と語っています。
ティファニーという名前に負けない高価な猫となりましたが、よほど人の心をひきつける猫なのでしょうね。
ニュース映像は以下よりどうぞ。
Melbourne couple sells cat with their house - YouTube
Family included pet cat in order to get an extra AU$140,000 for the sale of their home