「ローマ帝国の歴代皇帝の死因を円グラフにしてみたら…こんな事実が見えてきた」海外の反応
ローマ皇帝は権力と栄光の象徴として、多くの人から羨望されてきた存在です。
ところが初代皇帝アウグストゥスが死去した西暦14年から、西暦395年(その後、東西に分裂)までの歴代皇帝の死因を円グラフにしたところ、ある事実が見えてきたそうです。
どんな結果となったのか、グラフをご覧ください。
なんと7割以上が、ろくな死に方をしていません。
強大なローマ帝国の頂点である皇帝ですが、栄光は得られても非業の死を遂げる確率の高い地位であることがわかります。
(※395年に死去したテオドシウス1世は第55代ローマ皇帝で、グラフの70人と数字が食い違うのは、共同皇帝や僭称した皇帝がいるため)
この死因グラフに対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●ちなみにそのうちの1人、ディオクレティアヌスは引退したということを述べておく。
(ディオクレティアヌス - Wikipedia)
↑おそらくはローマ皇帝として成功したという偉大な証拠であろう。
「ワシは優秀な皇帝で、長くやったから権力に飽きたんだ」
↑実際、退位後に帝国が乱れたときに、民衆から強い復帰の要望があったのを断ったという経緯がある。一緒に退位した副帝にも同じことをするように勧めた。もし断っていなかったら、自殺のカテゴリーに入っていた可能性はある。
●正直に言うと自然死が思ったより多いと思ったよ。
↑当時は抗生物質とかない時代だからな。自然死というのは長寿で実りが多い人生というのとは違う。
↑たった381年ほどで70人もの皇帝だ。つまり平均5.4年の君臨で、そりゃあ長寿で実りの多い人生なんてほとんどない。
↑自分はもっと暗殺の類が多いと思ったな。
●原因不明で死んだ皇帝のことを知りたい。
↑(投稿者)ウァレリアヌスで、退位したあと一般市民として亡くなったが、死因は見つけられなかった。
(ウァレリアヌス - Wikipedia)
↑自分は“Crusader King II”というゲームで遊ぶが、大半のリーダーは幼児のときにオレによって暗殺される。
●円グラフが評価されているのが驚きだ。棒グラフのほうが差がわかりやすいのに。
このグラフを見た後だと、仮に皇帝になるチャンスが転がってきても、考えてしまいますね。
寿命を全うできるのは、とても恵まれたことであるようです。
Causes of death of Roman emperors, from 14 AD to 395 AD.