タンザニア政府「マサイ族は故郷の地から出て行くこと」→理由「ドバイ王族の狩場にするため売ってしまったから」…海外の反応
マサイ族といえば、アフリカのタンザニアからケニアにいる先住民。伝統的な生活や戦士の高い身体能力などから、日本でも知名度の高い部族です。
そのマサイ族が、故郷の地から追われる危機にあるそうです。
しかもその理由というのが、ドバイ王族の狩猟場として使うために、先祖代々伝えられてきた土地を、政府が売ってしまったというものです。
Tanzania accused of backtracking over sale of Masai’s ancestral land
記事によると、タンザニア政府は4万人に及ぶマサイの牧羊民を立ち退かせる予定で、その土地はドバイのロイヤル・ファミリーのための狩猟場にする計画とのことです。
この計画が昨年も浮上しましたが、いったん撤回されたことで、反対する活動家たちを安心させていたのですが、今回は年末までにマサイ族に対して立ち退き命令を下したそうです。
マサイ族の代表は大きな怒りを表明しており、「土地の売却により先祖伝来の遺産を先住民から奪うことになる」と伝えています。また、間接的に影響は8万人に及ぶだろうと述べています。
この件に関する海外掲示板の反応ご紹介します。
●マサイ族は、極めて愚かな人間たちによる強烈な嵐に襲われた感じだな。
↑ほとんどのアフリカの田舎の種族はそうだよ。
↑アフリカの全部だよ。美しい大陸だ。ひどい政治に覆われている。
↑地球全体だ。美しい惑星だが、ひどい政治に覆われている。
●エチオピアは何万ヘクタールという土地をサウジの会社にリースして、住民に立ち退きをさせた。ケニアも韓国の会社に同じことをした。こんなことがアフリカ全体で起こっている。幾人かのバカなアフリカ人が、自分の兄弟たちをわずかな金で売ってるんだ。
●先祖伝来の土地の、間違った使い方を許すわけではないが、正しい説明をする必要がある。
これはドバイ王族のためではなく、ドバイを基本にした豪華サファリ会社のためで、誰でも支払いはできるんだ。そこにあるリンク記事をたどっていくと、客のひとりはアンドルー王子(チャールズ皇太子の弟)だったと説明されていた。
↑アンドルー王子もくそくらえだ。
↑自分もそれを疑問に思うが、その会社は王族個人が代表だが、他のプライベートサファリもそう大差はない。大規模な強制移民の脅威となる。
●マサイ族はすばらしいんだ。9・11のあと、彼らはアメリカに敬意の表明として牛を14頭送ってくれた。
↑知らない者のためにいうが、彼らにとって牛は大きな意味を持つ。
↑それは正しい。ビーフは重要。
●ドバイ王族が狩りをしている間に、マサイ族がドバイ王族を狩りそうだな。そしてアウェイよりホームが勝つ。
↑ドバイの王子たちと同じ武器を持てばね。
↑その番組をオレは見たい。そんな仲介をした政府の人間も入れるといい。
↑自分ならマサイの戦士を敵にまわさないな。毎年男子は12〜13歳になると大人になる儀式を行う。
●アフリカの種族が移転させられたり都会へ退去されたりする記事を読むがいい。集団虐殺のようだと書いてある。若者は簡単に麻薬に溺れたりエイズにかかり、年寄りだけが最後に残っていく。マサイ族がそんな運命にならなければいいが。
●新しい植民地主義なんだよ。そしてこれはどんどんひどくなる。
↑新しい? どっちかっていうと継続している、だろう。
単純にドバイ王室だけの問題ではないようですが、住民の意志とは無関係に土地が売買されているのは酷すぎると、非難の声が多く上がっていました。