「おばあちゃんがホスピスに入る前に『海を見たい』と言ったので連れて行った…この顔がすべてを物語ってると思う」
老後をホスピスで過ごす人もいますが、終末期ケアという性質上、片道切符になる人も多いようです。
とある海外のおばあちゃんがホスピスに入ることになりましたが、「その前に海を見たい」と言ったそうです。
その願いを聞き入れて孫娘が連れて行ったそうですが、そこで撮った写真がとても印象的だと話題を集めていました。
表情が物語るというのはこのことでしょう。
おばあちゃんにとって海がどんな価値を持つのか、言葉を並び立てる必要はありませんね。
この写真に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●アメリカ中西部のホスピスで、1度ボランティアをしたことがある。ちょうどトルネードが来るときで、滞在者をすべて廊下に移動する必要があった。ジョーと呼ばれる1人のおじいさんが拒否して動こうとしなかった。彼は私にこう言った。「ワシは103歳でどうせ死んでいくんだ、クソトルネードがワシに何をできるってんだ」と。103歳の口から出る悪い言葉はすばらしい。
↑彼はヒトラーの時代、大恐慌、市民権運動、ベトナム戦争、大統領引退、湾岸戦争、9・11、そしてそれに続く戦争、さらに映画「エアベンダー」(気、水、土、火の4つのエレメントを扱う作品)の公開を見てきている。だからトルネードくらいは扱えると思う。
↑そこで質問。トルネードのほうは彼を扱えるのかってところ。
↑きっと「エアベンダー」が理由でホスピスに入るんじゃないか?
(エアベンダー - Wikipedia)
●介護施設で働いてる。同じくジョーと言う名前のおじいさんのために、数枚のクッキーを持っていった。するとそのおじいさんは「ありがとう、スマイリー! お前さんの名前を思い出せないよ。だからおまえさんのことはスマイリーと呼ぶ。だってよく笑顔になってるからね。それにビッチよりもずっといい」と言った。
●足についていた袋を取り除いておいたよ。
↑じゃあ自分は歯を与えておくよ。
●今朝、おばあちゃんが突然他界した。昨晩おばあちゃんが何をしたいかという話をしていた。おばあちゃんはビーチに寝転んで、体格のいい男性を見たいと言っていた。とてもおもしろいおばあちゃんだった。恋しいよ。
●この写真は自分を幸せにしてくれる。
●ホスピスのナースとして言うけれど、家族が訪ね続けることはとても大切。なので彼女の家族もそれをやめないように願う。
●シンプルな喜びでも、誰かにとってはとても大きなことだったりする。
笑顔から元気をもらえるという人が大勢いました。
歳を重ねても、喜びが全身にあふれるような気持ちを忘れないでいたいものですね。
My grandma wanted to see the ocean one last time before checking into hospice. Her face says it all.