2014年12月19日 08:45

「ルーブルの記録的な大暴落でロシアはどうなるの?」…海外の反応いろいろ

 

ルーブル暴落
ロシアの通貨ルーブルが、12月16日だけで11%も暴落(対ドル)するなど史上最安値を更新しており、ロシア経済が崩壊しかねない危機に陥っています。

原油価格の急落と経済制裁が原因として挙げられていますが、影響の大きいロシアだけに、今後どうなるのか世界中が注目しています。

このルーブル大暴落を、ロシア人やその他の国の人々はどう見ているのか、海外掲示板の意見をご紹介します。

●かなりクレイジーだよ。2日で20%、1年未満で60%も暴落した。1万ドルしたあの車は1年前は30万ルーブルだった。今じゃ70万ルーブルだ。その輸入された1キロの豚肉30ルーブルが、今では75ルーブルだ。自分の給料の半分が破壊されるというのが想像もつかない。

↑原油価格はまだ落ちている。これは始まったばかりだよ。
(原油輸出がロシア経済を支えている)

↑ロシアが考慮をしなかったことは、欧米が特に怒りに任せて動かなくとも、簡単にダメージを与えられるということ。今になって欧米をからかっていた自分を恥ずかしく思っているよ。

●今、クレムリン(大統領府)の壁にとまっているハエになりたい。興味深いときだ。

●ということはオレはもうすぐルーブル億万長者になるってことか。

↑もちろんさ、ただしパンに1億3000万ルーブルを支払う前ならね。

●モスクワから報告です。
現在のここの雰囲気は「おもしろ怖い!」みたいな感じで、チャンスがあった多くの人はすでに9月の段階でユーロやドルに両替している。まだ大規模な解雇などは始まっていないけど、給与の凍結は多くの会社である。
自分が働いている会社は比較的小さく(従業員70人ほど)、ヨーロッパ市場を2倍にしようと決断しているところ。
食料品は先月と同じ値段だが、9月からは20%ほど値上がりしている。電化製品もまだ同じ値段(Sony Xperia Z1Cを150ドルで買ったばかり)だ。
大勢の人が家や車など売っているもの、全ての購入を値上がり前にしようとしているため。銀行は利子を上げていて、ドルやユーロでローンを組んだ人は大変なことになっている。

●また1998年のロシア(財政危機)が戻ってきたんだ。あるいはもっとひどいのかも。
追記:実際はもっとひどい。
ロシア財政危機 - Wikipedia

●ロシアの人々に同情する。危機の時に子供を食べさせることを想像してみてくれ。大勢の人が苦労するだろう。

●RT(ロシアのニュース放送局)はユーロの崩壊を常に流しているよ。なんて皮肉なんだ。

↑ユーロは100ルーブルに落ちたよ。

↑ルーブルが多いほうがいいんだよね?

↑RTのコメントスレは、エンドレスのコメディになってるよ。

●ベラルーシの市民として、悲しくもあり嬉しくもある。2011年にわれわれは利子が45%になり、インフレ率が300%になった。なので17%くらい、まだ子供のゲームだ。
いいところはプーチン政権がダメになるってこと。これはウクライナやベラルーシにとっては都合がいい。ベラルーシの平均給与はいきなりロシアより高くなった。
悪いところはロシア経済に頼っているところもあるので、引っ張られてベラルーシの経済も悪くなるというところ。例えば今の会社のほとんどの注文はロシア政府から来ている。

●「仲間! 仲間!」  By ギリシャ

↑ギリシャはひどい経済危機に瀕して、経済的にはフルスピードでいろんなバスに乗らなければいけなかったが、ひとつ体験していないのは為替の崩壊だ。ギリシャのユーロはフランスやドイツのユーロと同じ価値があるからね。だからこそユーロゾーンをまとめて傷つけてもいたが。

●ロシア市民を気の毒に思う。

●来週ロシアに行くんだけど、もうユーロをルーブルに替えなくていいかな。

↑自分なら今はロシアは避けておく。

↑もうビザ、ホテル、飛行機もとったから遅いんだ。


事態は深刻で、ロシア市民への影響を同情する声が多く見られました。

政治面でも大きな影響のあるロシアだけに、今後のプーチン大統領の政策が気になるところです。

Ruble Hits 100 Against the Euro As Currency Collapse Accelerates

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