5兆3000億円分のギフトカードが未使用のままであることが判明
日頃の感謝やお祝いの気持を込めた贈り物として、すっかり定番となったギフトカード。
プレゼント選びで失敗しないメリットがありますが、使用できる店や期限などの制限もあるため、必ずしも有効に使われていない部分もあるようです。
なんとアメリカでは2008年以来、販売されたギフトカードのうち440億ドル(約5兆3000億円)分が未使用のままであることが明らかになったそうです。
Unused gift cards total $44B since 2008
New York Post紙によると、年々ギフトカードの人気が上昇するにつれ、未使用のまま放置されているカードも増加し、過去6年の総計が440億ドルを計上しているとのことです。
小売店では、実際にカードが利用されるまでは収益とみなしていないため、債務責任を小売側が負っている状態だそうです。
巨額の未使用カードが眠っていることに、海外掲示板でも驚きの声が上がっていました。
●このギフトカードのアイデアを出した人物は、とにかくマーケティングの天才だよ。「いつでもどこでも20ドルを払ってくれたら、うちの店でだけ使えるこんなステキなカードを渡しますよ。すばらしいでしょう?」
↑しかも持っていることを忘れたり、紛失するチャンスも加わるんだ。
↑さらに使用したとして、ほとんどはカードの額以上のものを買う。あるいは使わないなら広告として常にに財布に居座っている。
↑さらに、たった1.26ドルだけ余ってしまったカードなんかも、すごい量になる。
↑ついこの間、古いギフトカード16枚を出したら、その合計が35ドルほどあった。レジの人は嫌そうな顔だったけど。
↑スーパーのギフトカードが2枚あって、残高が不明だったので持っていって調べると、両方とも10〜20ドルほど入っていた。レジで清算するとき2枚とも出して、足りない分を払うよと伝えた。すると2枚のカードの合計と、買い物をした請求額がセントの位までぴったり一致した。レジ係と2人で「こんなことってあるの?」と顔を見合わせたよ。
●今クレイジーなアイデアを思いついた! みんなが僕に持ってるギフトカードをくれればいいんだ!
↑自分は20ドルの映画館のギフトカードを1年以上持っていて、デートを待っている。
↑デートは相手がいなけりゃ安く済むぞ。
↑自分はラジオシャック(家電量販店)のギフトカードを150ドル分、1年以上も持っていて、使っていない理由は、本当にそこで欲しいものが何ひとつないため。真面目に電池でも150ドル分買おうかと思うよ。
↑早く使ったほうがいいよ。(経営状態が悪いので)もうすぐ倒産するかもしれないから。
↑タイミングがよければ、150ドルで会社ごと買えるかもしれないぞ。
●あげるならAmazonギフトカードにしよう。少なくとも何でも売っているし、現金に近い。
↑自分にとっては現金よりいいかも。少なくとも酒やドラッグに使えないからな。
●おもちゃ屋で働いていている。6年前にギフトカードが紙からプラスチックに変わったが、7年の間隔が開いても、まだ古い紙のカードを持ってくる客がいるよ。
●小売店がギフトカードを売るのが大好きなのは、使用されないカードは100%努力なしで利益になるからだ。そして全額使われたとしても、客がそのカードの額以上の商品を買ってくれる可能性が高い。
●こうなる理由は、みんなの不要なものが入った引き出しの中に、18セント(約22円)だけ残ったカードが何億枚と眠っているからだと思うんだ。
アメリカのニュースではありますが、日本でも相当額が眠ってそうですね。
期限が迫っているギフトカードやポイントカードがないか、年末年始の間に整理することをお勧めします。
TIL $44 billion worth of gift cards have gone unredeemed since 2008
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