「製品の年代が古いと1発でわかるとき」その理由が感慨深いと盛り上がる
DVDにブルーレイとメディアがどんどん新しくなる中、とある海外のお父さんは、いまだVHSのビデオレコーダーを所持しているそうです。
その時点で古いことは明白なのですが、かなり古いとわかる、もうひとつの理由がありました。
写真をご覧ください。
いかにも古い型のビデオデッキ。
そしてその下に見える文字は……。
「メイド・イン・西ドイツ」“Made in W Germany”
西ドイツ製!
20代未満の人に説明すると、第二次世界大戦後のドイツはベルリンの壁で分断され、東西に分かれていましたが、1990年に統一されました。
それまでの製品は、西ドイツ製、東ドイツ製といった表示になっていたのです。
ということはこの製品は少なくとも、24年以上前に製造されたということになります。海外掲示板では、サイクルの速い家電製品がこのように残っていること自体が感慨深いと、懐かしむ声が上がっていました。
●多分、そのビデオデッキは今でも動くんだと思うよ。
↑昔のように丈夫に作ってくれないから。
↑作ってないだけかと。
↑ただし伸びきってないテープを見つけないとね。
●リモコンのセンサーがある位置にラベルが付いてるのが気に入った。これなら、みんなが早送りするのに床を指したりせずにすむ。
↑「操作」“OPERATE”というボタンが何をするのか知りたい。
●存在もしない東ドイツ製よりはマシかと……。
↑きっと東ドイツはベータマックスに行ったんだ。
(ベータマックス:VHSにシェア争いで敗北したソニーの規格)
●これを見てたら無性にビデオデッキが欲しくなってきたぞ。
●自分の古いアパートのタイルの裏には、「メイド・イン・占領された日本」“Make in Occupied Japan”と書いてある。
↑何とか日本人労働者を占領されたままにしておかないと……。
↑うちのおばあちゃんも、それと同じことをが書いてあるお皿を持ってる。
●最近買ったカメラの三脚に「メイド・イン・西ドイツ」と書いてあり、製造会社にいつ製造されたかを尋ねると、1981年と答えが返ってきた。
●自分が持っている地球儀は、まだソ連が載っているもので、おかげで地理の宿題が難しかった。
●オレだって「メイド・イン・西ドイツ」だ。
●自分の双眼鏡も古いよ。
(USSR=ソビエト連邦:1991年に解体消滅)
結構、物持ちの良い人々も多いようで、西ドイツ製表示の製品を持っている人がたくさん名乗りを上げていました。
製造国で、時代や歴史を感じることもあるのですね。
My dad's vcr is showing its age