圧倒的すぎる…!箱根駅伝コースで4G・LTEのタスキが繋がるか検証、携帯各社の品質がたった5分でわかるタイムラプス動画
年始の一大イベントと言えば、いよいよ始まる箱根駅伝。今年は駒大と東洋大のデッドヒートをはじめ、序盤から圧倒的な差をつけるべく各大学がスター選手を出してくる往路が一番の見どころと予想されています。
箱根駅伝では毎年溢れんばかりの観客でコースが埋め尽くされ、今年も多くの人が箱根に集まりますが、そんな時に気になるのが携帯の繋がりやすさ。特に5区は山間部であるため、選手を待つ間に携帯の電波が繋がるのか心配なところ。
そこで箱根駅伝の往路で、携帯電話各社で4G・LTEが途切れず繋がるのか検証、その結果をタイムラプス動画でまとめてみました。
携帯各社が箱根の山々を無事乗り切れるのか、4G・LTE箱根駅伝のデッドヒートの模様をご覧ください。
折り返し地点まで4G・LTEのタスキを繋げられる携帯電話会社はあるのか!?
さて今回はドコモ、au、ソフトバンクのAndroidスマホを用意し、箱根駅伝コース往路で、どこまで4G・LTEが繋がるのかを検証してみました。
使用した機種は、Xperia Z3 compact(ドコモ)、isai VL LGV31(au)、AQUOS CRYSTAL(ソフトバンク)の3機種。ドコモとauはLTE回線を使用して通話するVoLTE対応端末で、より4G・LTEのつながりやすさが重要になっています。
走行するコースは箱根駅伝と同じ、スタート地点の大手町の読売新聞社前から、往路のゴール地点である箱根の芦ノ湖までの107.5km。箱根駅伝の1区〜5区に相当します。
実際に走ってみると 車でさえ4時間超もかかる大変な道のり でしたが、その苦労と検証結果をギュッと圧縮して、5分ちょいのタイムラプス動画にまとめてみました。
箱根駅伝コースで4G・LTEは何回切れるのか?実際に走行して試してみました - YouTube
完成した動画がこちら。フルハイビジョンで制作してあるので、ぜひ全画面でどうぞ。
なお箱根湯本駅までは60倍速ですが、その先は道がくねくねしていたので、見やすいように30倍速に落としてあります。
ちなみに今回は駅伝にちなんで、各キャリアを駅伝選手に見立てたミニフィグを用意してみました。
1区〜5区の5体のミニフィグに順番にタスキを繋いでいき、途中3Gや圏外に落ちるたびに、黒いタスキをかけていますよ。
圧倒的なau、ドコモは都市部にも4G・LTEの穴が…!
さて、今回の検証結果をまとめたのがこちら。
折り返し地点まで
4G・LTEのタスキを繋ぎきったのは、唯一au
という結果に。
山間部である5区では、ドコモとソフトバンクによるビリ争いの様相でしたが、auは余裕の4G・LTEキープ。こうした山間部はエリアの整備が遅れやすいだけに、ここまでしっかり繋がった結果には、ただただ感心するばかりです。
検証の結果を、GoogleMapでまとめてみたのがこちら。
赤のポイントと線がドコモ、グレーのポイントと線がソフトバンクで、それぞれ4G・LTEにつながらなかった場所を示しています。
ちなみにダウン回数ではソフトバンクが最下位ですが、 ドコモは山間部で長時間落ちていたり、都市部である2区、3区でもダウン するなど、見かたによってはソフトバンクより劣っているとも言えそうです。
高速データ通信を利用する高音質の通話サービス、VoLTEが開始されつつある今、携帯各社には山間部までしっかりと4G・LTEエリアの整備に取り組んでほしいものですね。
この検証結果が、沿道で駅伝を応援する際の参考になれば幸いです。
講談社 (2014-12-20)