7歳少女が墜落事故から奇跡の生還、裸足で山中を1.6kmを歩き助けを求める…海外の反応
アメリカ・ケンタッキー州の山中で小型飛行機が墜落し、ただひとり生き残った7歳の少女が裸足で歩いて民家までたどり着き、奇跡的に生還したと海外メディアが伝えています。
民家に住む71歳の男性がノックされたドアを開けてみると、そこにはケガを負った少女の姿がありました。
小学2年生のセイラー・ガッツラーちゃん(7歳)は、日が暮れた気温4度の森の中を木々をかき分けながら歩き、1.6km先のラリー・ウィルキンスさん宅までたどり着きました。
ラリーさんがノックに気付いてドアを開けると、そこには少女が鼻から血を流し、腕や足も血だらけ、靴下も片方だけという姿で、泣いて立っていたそうです。
彼女は飛行機が墜落したこと、パパもママも死んでしまったこと、飛行機が逆さまであることなどをラリーさんに説明しました。
すぐに近くの病院で治療を受け、手首を骨折していたものの命に別条はなく、現在は退院して祖父母が引き取っているそうです。
飛行機は自家用の小型機で、一緒に乗っていたのは、両親、姉(9歳)、いとこ(14歳)の4人で、全員の死亡が確認されています。
管制塔によると、墜落の直前に「エンジントラブルが発生した」との連絡が入り、それから行方がわからなくなっていたとのことです。
この痛ましい事故に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●なんて強い子なのだろう。自力で墜落事故から立ち上がって、誰かを見つけて事情を話すなんて……。自分ならそこから動けずに、ただおびえていたろうと思う。
●彼女の面倒をみてくれる人がいるといいのだけど……。こんなつらい人生のトラウマを乗り越えるための助けが必要だね。
●少女が体験したことは想像もつかないけど、生還できたことはミラクルだと言っていい。
●まるでブルース・ウィリスのキャラクターのようなタフさだ。
●物理を専攻したことはないが、物理というのはミステリアスに働くものなんだな。
↑物理学者だが、子供は墜落事故で助かりやすい。大人に比べて体重が軽く、飛行機から強い力を受けない。墜落したときに衝撃速度を落としたか、あるいは黒魔術かだな。
↑それに子供は骨より軟骨が多い。やわらかいので簡単には折れない。
↑酔っ払いも助かりやすいんだ。彼らは筋肉を曲げるリアクションが不足して、動作が遅くなることでケガを負いにくい。
●自分はパイロットをしている。妻と小さな子供2人を乗せて夜間飛行をするのに特別なスキルは必要はないが、もし何らかのトラブルに見舞われたなら、どこだろうと着陸しなければいけない。
そして安全な道路や安全なフィールドは夜だと見つけられない。夜の問題は何が起こるかわからないということで、たいていは悪い結果につながる。これが日中だと話は別で、助かりやすくなる。これが理由で、日が暮れてからは飛ばないようにしている。
捜索関係者によると、この付近に民家は3軒しかなく、もし少女が違う方向に歩いていたら、最悪の結果になっていたのではないかとのことです。
亡くなった家族のご冥福と、少女が心身ともに回復することをお祈りします。