世にも「おどろおどろしい」姿のキノコ…まるで黒インクが垂れたような姿
キノコはユニークな形のものが多いですが、中には想像しえないレベルの変わったキノコも存在します。
インクキャップス(ヒトヨダケ)と呼ばれる、まるで黒インクが垂れているような姿のキノコが、海外サイトで話題となっていました。
たら〜っと、黒インクのようなものが垂れてる!
なんて不安をかき立てるキノコなのでしょう。魔女が毒の調合でも始めそうな雰囲気です。
「ヒトヨタケ」と呼ばれるこのキノコは、傘の部分が周縁から次第に液化して、一晩で黒色の胞子を含んだインクのようになることから、その名前が付けられたそうです。
成熟した子実体の傘は周縁より中心部に向かって自己消化により次第に液化し、ついには柄のみ残し、一夜で溶けて黒色の胞子(担子胞子)を含んだ黒インクのような液と化してしまう。これがヒトヨタケの名の由来である。胞子の一部は空気中に飛散するが、大部分はこの液とともに流出する。
(ヒトヨタケ - Wikipedia)
英名は“インク・キャップス”(インクの傘)。
液化前の幼菌は食用になり美味だそうですが、酒類を飲む前後に食べると中毒症状を起こすそうです。
この興味深いキノコに、海外掲示板にはいろいろな意見が出ていました。
●食用キノコにもいろいろあるが、これは苦しんで即座に死んでいくやつにしか見えない。
↑ヒトヨタケは食べられるキノコだが、アルコールと一緒に食べると死にたくなるらしい。実際に食べると死ぬキノコには以下のものがあるが、見た目は無害だ。それゆえに「破壊するエンジェル」と呼ばれている。
●なんて興味深い。食用だがアルコールと一緒に摂取すると毒なのか。
↑じゃあ絶対にオレは食べられないな。
↑ヒトヨタケでも毒性があるのは一種類だけだよ。その他のヒトヨタケは毒性は持ち合わせていない。
●これは散歩道のスナックだ。その写真のはちょっと熟しすぎではある。それとアルコール依存症の治療にもなり得る。食べたあと2〜3日は飲むと気分が悪くなるので、シラフでいるしかなくなるんだ。
●キノコってのは本当すごい。多種多様で、自分はスッポンタケが特に気に入っている。
●これで実際にインクも作れるらしいよ。
この変わったキノコに興味を示す人がたくさんいました。
それにしても、おどろおどろしいという表現がぴったりですね。
The Inky Cap Mushroom is as interesting as it sounds
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