アルバニア首相の「胸ポケット」が称賛の的に…世界の首脳40人が参加したパリのデモ行進
1月11日、テロ事件で犠牲となった17人の追悼と、テロに屈しない決意表明のデモ行進がフランス各地で行われ パリだけで120万〜160万人、フランス全土で370万人を超えるなど、同国史上最大を記録しています。
欧州を中心とした40人以上の首脳も参加し、腕を組んで歩く姿が報道されていますが、アルバニア首相の胸ポケットに入っているものが、粋(いき)であると話題を呼んでいました。
こちらがアルバニアのエディ・ラマ首相の胸ポケット。
3本の色鉛筆が入っており、左から青、白、赤。
そうです、フランスの国旗を表す3色(トリコロール)を、ポケットに忍ばせているのです。
海外掲示板には、このさりげないフランスに対する敬意と友好の表しかたが粋(いき)だと、称賛の声で埋め尽くされていました。
コメントをご紹介します。
●芯がとても太い色鉛筆だ。クオリティの高い明暗がつけられる。
↑他の人も言っていたけど、彼はアルバニア芸術大学の元教授で、画家だったんだ。鉛筆については詳しいと思うよ。
↑いつかアメリカの政治も、画家にリードされることを夢見るよ。
↑ドイツもそれをやったが、どうなったかわかるだろ。(※ヒトラーは画家を志していた)
●エディ・ラマ首相はさらに4つの宗教のそれぞれのリーダーも、デモ行進に連れてきたよ。
↑一番右がカトリック、一晩左が正教会。あとがわからない。
↑首相の右側はイスラム・コミュニティのリーダー、左側がベクタシュ教団(イスラム教の宗派)。アルバニアの60%はイスラム教徒なんだ。ほとんどは(戒律などが)きつくない感じだけどね。
↑全員まとめて並ぶと、写真をパワフルにする。
↑特にこの首相が不可知論者だと思うとね。
(不可知論:究極的真理・神などを人間は知ることができないとする立場。そうした実在を有りとした上での主張と、その有無すら知れぬとする主張とがある)
●これは粋だ。ちなみに色鉛筆を横に向けるとルクセンブルクの国旗。
↑赤、白、青と言えばアメリカだろ。
●自分の小さな国が、掲示板で話題になったときの気持ちがわかった。
●とてもさりげなく、そしておしゃれで、そして強烈なシンボルだと思う。
↑シンプルなのはベストなんだ。
↑効果もあるしね。
●これは誰のアイデアだったんだろう。
↑首相自身の可能性があるね。芸術家だったから。
センスのよさに脱帽する人ばかりでした。
シンプルながらも世界中に印象づける手法であり、結果としてアルバニアの存在を際立たせる結果となっています。
(※アルバニアはギリシャの北西に位置する、人口300万人ほどの国)
This is what the Prime Minister of Albania had in his pocket today at the march in Paris, Unity March in Paris on January 11 (FULL VIDEO) - YouTube
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