2015年01月13日 10:28

アルバニア首相の「胸ポケット」が称賛の的に…世界の首脳40人が参加したパリのデモ行進

 

フランスのデモに参加したアルバニアの首相00
1月11日、テロ事件で犠牲となった17人の追悼と、テロに屈しない決意表明のデモ行進がフランス各地で行われ パリだけで120万〜160万人、フランス全土で370万人を超えるなど、同国史上最大を記録しています。

欧州を中心とした40人以上の首脳も参加し、腕を組んで歩く姿が報道されていますが、アルバニア首相の胸ポケットに入っているものが、粋(いき)であると話題を呼んでいました。

こちらがアルバニアのエディ・ラマ首相の胸ポケット。
フランスのデモに参加したアルバニアの首相01
3本の色鉛筆が入っており、左から青、白、赤。

フランスのデモに参加したアルバニアの首相02
そうです、フランスの国旗を表す3色(トリコロール)を、ポケットに忍ばせているのです。

海外掲示板には、このさりげないフランスに対する敬意と友好の表しかたが粋(いき)だと、称賛の声で埋め尽くされていました。

コメントをご紹介します。

●芯がとても太い色鉛筆だ。クオリティの高い明暗がつけられる。

↑他の人も言っていたけど、彼はアルバニア芸術大学の元教授で、画家だったんだ。鉛筆については詳しいと思うよ。

↑いつかアメリカの政治も、画家にリードされることを夢見るよ。

↑ドイツもそれをやったが、どうなったかわかるだろ。(※ヒトラーは画家を志していた)

●エディ・ラマ首相はさらに4つの宗教のそれぞれのリーダーも、デモ行進に連れてきたよ。
フランスのデモに参加したアルバニアの首相03

↑一番右がカトリック、一晩左が正教会。あとがわからない。

↑首相の右側はイスラム・コミュニティのリーダー、左側がベクタシュ教団(イスラム教の宗派)。アルバニアの60%はイスラム教徒なんだ。ほとんどは(戒律などが)きつくない感じだけどね。

↑全員まとめて並ぶと、写真をパワフルにする。

↑特にこの首相が不可知論者だと思うとね。
(不可知論:究極的真理・神などを人間は知ることができないとする立場。そうした実在を有りとした上での主張と、その有無すら知れぬとする主張とがある)

●これは粋だ。ちなみに色鉛筆を横に向けるとルクセンブルクの国旗。

↑赤、白、青と言えばアメリカだろ。

●自分の小さな国が、掲示板で話題になったときの気持ちがわかった。

●とてもさりげなく、そしておしゃれで、そして強烈なシンボルだと思う。

↑シンプルなのはベストなんだ。

↑効果もあるしね。

●これは誰のアイデアだったんだろう。

↑首相自身の可能性があるね。芸術家だったから。


センスのよさに脱帽する人ばかりでした。

シンプルながらも世界中に印象づける手法であり、結果としてアルバニアの存在を際立たせる結果となっています。
(※アルバニアはギリシャの北西に位置する、人口300万人ほどの国)

This is what the Prime Minister of Albania had in his pocket today at the march in Paris, Unity March in Paris on January 11 (FULL VIDEO) - YouTube

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