2015年01月24日 21:00

第二次世界大戦の生存者が命の恩人と再会…そのときとった行動が感動を呼ぶ

 

第二次世界大戦の命の恩人と再会00
カリフォルニアのビーチで敬礼し合う、ふたりの老人。

左の男性は第二次世界大戦時にホロコースト(ナチスによるユダヤ人虐殺)から救い出された生存者で、右の男性は救い出した元アメリカ陸軍の兵士だそうです。

長い年月を経て再会した彼らの姿が、心を打つと海外掲示板で話題を呼んでいました。

第二次世界大戦の命の恩人と再会01
もう歩行もままならないほど老齢の元兵士の手をとり、深々とお辞儀をする生存者の男性。


第二次世界大戦の命の恩人と再会02
ふたりの間にどんな言葉が交わされたのかはわかりませんが……。


第二次世界大戦の命の恩人と再会03
さらに最大限の敬意と感謝を表して、元アメリカ兵の足にキスをする生存者。


海外掲示板には、とても考えさせられる写真であると、多くの意見が寄せられていました。

●場所はハンティントン・ビーチ(カリフォルニア州南部)だね。

●今になって再会できるほど両者が長生きしたことがすばらしい。彼らにこんなチャンスが訪れたのはすてきなこと。

●アメリカ陸軍に所属した自分の祖父はヨーロッパ戦線に派兵されたけど、捕虜収容所を見てから戦後も残って助けたそうだ。でも、そのときのことは長い間ひとことも話さなかった。
第二次世界大戦の命の恩人と再会04
これが、ケールシュタインハウスでの祖父の写真。「ヒトラーはもうここに住んではいない」と書かれている。
ケールシュタインハウス - Wikipedia:1940年にヒトラー50歳の誕生日プレゼントとしてケールシュタイン山頂近くに建てられたティーハウス)

●これぞ敬意と謙遜を表した究極の姿だね。われわれの世代のほとんどが理解できない、人生のきずなを分かち合ったんだ。

●生存者と子供たちの未来を思うと、救い主に会えることほど栄誉なことはないよ。

●収容所で捕虜を助けた人々にご加護がありますように。

↑たった20歳で恐ろしい収容所を目の当たりにすることを想像できるかい? さらに恐ろしいのはそんな収容所で捕虜になっていた人のこと。彼らは人間性の最悪の部分を見たんだ。

↑自分の父親は、フランス、ベルギー、ドイツで戦い、終戦時に20歳に満たなかった。収容所のことは1度だけ話をしたが、人生で最悪の出来事だと述べただけだった。

↑そしてその後、飢えた生存者たちにやみくもに食事を与えて、かなり殺したことも……。

↑ほとんどの人々がこの部分を忘れている。連合国は、最終的に収容所に解放した捕虜たちを戻して、医療のケアをしなければならなかった。なぜなら自由になった捕虜たちは死ぬまで食べ続けたからである。

↑ロシアが解放した収容所のほうが生存率が高いと何かで読んだ覚えがある。なぜなら彼らは飢えに対処する方法を知っていたからだとか。アメリカは収容所を解放した後、どう取り扱っていいのかわからなかったんだ。とりあえず合理的な(だが正しくはない)やり方として、飢えた捕虜たちに食事を与えた。すると弱った体が耐えられず、捕虜たちが大勢死んだそうだ。

●祖父はポーランドで死の収容所を解放した。彼がその後語っていたことは、においが一生彼についてまわったということ。それ以外は話すことを拒否した。

●こうした話を聞くたびに恐怖を覚える。直観的に死の収容所のことについて、あまり話したがらないのはわかる。しかしながら解放に携わったほとんどの人が話すことを拒否している。自分が想像できる範囲よりも、はるかにひどかったのだろうと想像する。

●自分は北朝鮮の収容所を解放する日がくるのを待ちきれない。

●足にキスをするのは大昔の慣例で、最も敬意を払い、最も栄誉を感じる相手のために、とっておくものだったんだ。今ではしなくなったことだけどね。


2人の年齢から、いかに月日が流れたかわかりますが、時代が過ぎても考えさせられることは多いです。

(参照:アウシュヴィッツ強制収容所の人体実験で生き残った双子の女性が、海外掲示板で質問に答える

Holocaust survivor salutes US soldier who liberated him from concentration camp

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