2015年02月03日 20:06

これはナイスアイデア…原子力発電所の「壁」のリサイクル方法が見事

 

カルカー遊園地の壁00
ドイツのカルカーに建設された高速増殖炉SNR-300は、日本の「もんじゅ」と同時期に運転する予定でしたが、反対運動やコスト増から一度も発電することなく1991年に計画中止となりました。

その跡地となった冷却塔の外壁を、現在は別の目的で利用しているのですが、そのアイデアがユニークだと評価されています。

いったい、どうなっているかというと……。

1.
カルカー遊園地の壁01
こちらが現在の冷却塔の外壁。

美しい山脈が描かれている!

さらに壁の前まで近づいてみると……。


2.
カルカー遊園地の壁02
この、ぶつぶつしたものは、もしや!?


3.
カルカー遊園地の壁03
なんとフリークライミング用のウォールに転用されているのです。


4.
カルカー遊園地の壁05
たしかにこの傾斜のつきかたは、クライミングにピッタリかも。


5.
カルカー遊園地の壁04
挑戦する女性。


6.
カルカー遊園地の壁06
実は敷地全体がカルカー遊園地として生まれ変わっていて、冷却塔のまわりはこんな感じになっています。(参照


7.
カルカー遊園地の壁07
壁の内側には、まわるブランコのアトラクションが設置されています。


本格運転することなく中止になったとはいえ、もともと高速増殖炉だった建物を、ここまで大胆に転用するとは驚きですね。

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