スウェーデン、ノルウェー、ケベック州では子供に向けた広告は違法…理由「ねだられると親が困るから」
法律や条例は国・地域ごとに異なり、ある国では当たり前のことが、別の国では違法というケースはよくあることです。
スウェーデン、ノルウェー、そしてカナダのケベック州では、企業が子供に対して広告を打つことは違法となっています。
その理由は、子供が欲しがると親が困るからだそうです。
Advertising to children - Wikipedia
大半の国のメディア(テレビ、ラジオ、出版物など)は、子供向けの広告であふれていますが、いくつかの国には厳しい制限や規制が設けられています。
スウェーデン、ノルウェー、ケベック州では12歳未満に向けた宣伝行為は違法となっており、それ以外にもイギリス、ギリシャ、デンマーク、ベルギーでは、大きな制限が設けられているとのことです。
この事実に対する、海外掲示板の反応をご紹介します。
●ノルウェー人だけど、内容はその通り。ただし、カートゥーン・ネットワーク、ディズニー・チャンネル、そしてフォックス・キッズなど、アメリカから輸入された子供向けテレビチャンネルにはCMが盛り込まれている。子供のときにそういうCMは見たことがある。
↑ケベックにもディズニーチャンネルがあるよ。最後に5〜10分の宣伝を入れるために30分番組を短くしているよ。
↑フランスでは、ほぼCMはなかったように記憶している。1時間に5分とかね。
↑あまりテレビを見ないがそれはうらやましい。アメリカのCMの多さは、もう不安になるほどだ。
●ケベックからだけど、その通り。それがなくても、うちの子供たちは掃除用コロコロや、その他の製品など、テレビで販売する馬鹿げた商品広告の洪水にさらされている。これがおもちゃのCMだと思うと怖い。
●子供にノーと言うだけではダメなのかな。うちの母親はノーと言い続けてたよ、ただ簡単に。
●スウェーデン人より。まだそのままかどうかわからないけど、この法律は国内のテレビ局に適用されている。海外からのチャンネルは規制されていない。
↑ノルウェーもそうだよ。
●大人への広告も規制してほしい。そうしたら医者にねだるのをやめるだろうから。(アメリカでは薬の宣伝が激しい)
↑処方箋の宣伝は、アメリカとニュージーランド以外は規制されてるよ。
●ブラジル、サンパウロでは外での宣伝は禁止されている。
●わお、その3つの国は世界で幸せのトップ5に入る国だね(ケベック州は国じゃないのでカナダが3位)。きっと何か裏があるに違いない。
●ノルウェーでは基本的に広告はかなり規制されているよ。タバコはダメ、アルコールもだめ、政治的なのもだめ。
●ケベックからだけど、こういう法律はすばらしいよ。アメリカのチャンネルを見るとき、みんなどうやってCMに耐えているのか不思議だよ。
子供にねだられてもはっきりノーと言えばいいという意見もありましたが、実際のところ、小さな子供には不要と思える宣伝が多いのも確かですね。
CMがあることで、無料で視聴できたり大きな予算が組めるなどのメリットもあるので、程よいバランスが大事なのかもしれません。
小学館
売り上げランキング: 234