「太った子供の親には最大10万円の罰金を科すべき」プエルトリコで浮上した新法案に賛否両論の声
アメリカでは肥満が社会問題化していますが、アメリカの自治領であるプエルトリコでも同様の悩みが蔓延しているようです。
そのプエルトリコで、「子供が太っているのは親の責任」という理屈から、肥満児の保護者に罰金を科す法案が通るかもしれないそうです。
海外の反応を含めご紹介します。
Puerto Rico considers fining parents of obese children up to $800
この法案は、子供たちのために保護者がより健康的な選択をするよう手助けすることが目的として、ジルベルト・ロドリゲス上院議員は公聴会を開く予定だと述べています。
法案が通れば、まず学校の先生から肥満児の保護者に注意の連絡が行き、その6か月後に政府から再評価されたあと、それでも肥満だと判断された場合には、500〜800ドル(約6〜10万円)程度の罰則金が科されることになります。
一部の医師は不公平性があると反対していますが、一方、現在プエルトリコでは28%の子供が肥満という現状もあるそうです。(アメリカ本土は18%)
海外掲示板には賛否両論の声が上がっていました。
●これは(重さの)ポンドごとに課金?
↑今時の貧困層の食事を肥満と関連付けるのが不思議だ。誰かこの貧困な食事を見て欲しい。
↑低レベルな食事はその辺の店でたやすく手に入り、異性化糖がたくさん含まれているんだ。この異性化糖はぶどう糖とは異なる吸収のし方をする。
ビーンズやらご飯なら好きなだけ食べてもいいが、この異性化糖を食べると肥満になる。それが理由で加工食品を食べる低所得者が太るんだ。
(異性化糖 - Wikipedia)
↑鬱(うつ)もね。
↑それに低所得だと仕事量が多くて料理する暇がない。
●10歳で136kgの生徒を数年前に受け持っていたが、学校側で作業療法(リハビリの1種)を週に3回提供しなければいけなかった。基本的には運動のために30分歩かせる。彼の指は太すぎて鉛筆も握れなかった。両親が弁当箱に詰めた2000カロリーのランチはペロッと食べていた。
自分は子守りではないが、こういう両親たちを何とかする必要はあると思う。
●妻はオレンジカウンティで神経学者をしている。
少なくとも月に1回は「子供がまだ歩けない」という相談が来るそうだ。今のところ全員が子供の体重が重すぎて支えられないために歩けないのが原因で、2歳児にダイエットを強いることになるそうだ。
↑なんてこった。いったい両親は何て言うわけ?
↑「こんなかわいい子にダメと言えないんですもの」怠け者な両親が子供を肥満にするんだよ。
↑歩けない子供に食べさせすぎるというのがよくわからない。
●肥満だという警告があったあとで、痩せなければ罰金というシステム。自分はこれはすばらしいと思う。
●その結果、子供にどんな悪影響が出るかも考えておかないといけない。両親は残酷なものだし、800ドルも罰金を低所得者が受けることは、低所得者をさらに罰することになる。
↑両親に子供の体重が増えるごとに走らせればいいよ。
↑子供の肥満は虐待の扱いにしていいと思う。大人の肥満よりも健康のリスクが高いと言われている。肥満の子は思春期を正しく迎えられないらしい。
↑低所得者がより困窮するのが真実だとして、政府の再確認の日が近づくと、親が子供を飢えさせることにならないか?
↑それは偶然に子供を殺してしまう最も良い方法だな。
↑殺してしまう親にも罰則金を科そう。
↑子供への虐待や放任は罰されるべきだが、もっと他の良い方法があるように思う。
●罰金より栄養学のコースを受ける義務とかのほうがいいのでは。
安易に罰則を設けると子供に無理なダイエットを強いる危険性もありそうですが、何らか政策が必要だと感じている人が多く見られました。
自動車に免許がいるように、保護者にも何らかの教育システムが必要なのかもしれません。
Puerto Rico considers fining parents of obese children up to $800