ホホジロザメの数倍の巨体「メガロドン」の歯は…こんなに大きかった
映画「ジョーズ」のモデルとなったホホジロザメは平均体長4〜4.8m、体重680〜1100kgと、人間が襲われたらひとたまりもない巨体を誇っています。
しかし古代(約1800万年前〜150万年前)には、「メガロドン」というホホジロザメの数倍の超大型ザメが生息していました。
メガロドンの歯の大きさがどのくらいなのか、化石の写真をご覧ください。
こちらがメガロドンの歯の化石!
と、これだけ見せられても大きさがわからないので……。
ホホジロザメの歯と比較してみましょう。
左がメガロドン、右がホホジロザメ。
えっ、こんなに違うの!?
なんだかホホジロザメが、かわいらしい生き物に思えてきますが、完全に錯覚です。
なにせ、メガロドンの口はこんなサイズなのだから。……おそるべし、古代。
推定サイズは13〜20mと、諸説あるようです。
正式名称はカルカロクレス・メガロドンと言い、和名はムカシオオホホジロザメ(昔大頬白鮫)。
サメなので、次々に歯が生え変わって行きます。
こちらはフロリダの「ディスカバリー&サイエンス博物館」にあるレプリカ模型。
海でサメとは絶対に遭遇したくないですが、このクラスになると、もう生きるのをあきらめてしまうかも……。
メガロドンが滅びた理由には諸説あるようですが、海水温度の低下と捕食していたクジラが寒冷な海域に逃げたことなどの生態系の変化とみられています。
(恒温動物のクジラに対し、変温動物のメガロドンは低温に適応できない)
また、一部には生存説も根強く残っているそうです。
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