CMを2分増やすため、アメリカのテレビ番組が7.5%早回しで放映していたことが判明…検証映像あり
テレビ番組の多くはスポンサーからの広告料で成り立っているので、ときに過剰に感じるほどCMが挿入されていることがあります。
アメリカのあるテレビ番組では、2分ほど余分にコマーシャルを入れるために、なんと番組の再生スピードを7.5%も上げて放送していることがわかりました。
早送りで放送されていたのはTBS(アメリカのテレビ放送:日本のTBSとは無関係)が放映する「となりのサインフェルド」というコメディドラマ。
番組中のセリフはやや早口に、アクションもスピーディになっているのです。
比較検証した動画。
TBS speeds up Seinfeld 7.5 percent - YouTube
見事にずれていっています。
その理由が2分のCMを挿入するためとあって、当然ながら批判の声が多く上がっていました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●何かおかしいなと思ってたんだよ。だってCMがまるで永遠のように感じていたからな。
↑そうだよ、もはや何を見ていたのか忘れるレベルだ。
↑もう今ではTBSが、CMの合間にテレビ番組を放送し始めるのを待ってるよ。
●CM中に寝てしまった。起きたらまた同じCMをやっていた。
●クリアー・チャンネル・ラジオも同じことを歌でやっていたよ。CMをはさむために歌の速度をあげているんだ。あまりに速くなりすぎて曲によってはアルビンとチップマンクスが歌っているみたいになっている。
(アルビンとチップマンクス - Wikipedia)
●録画しているので全然わからなかった。
●みんな気のせいって言っていたが、絶対にラジオでもやっている。聞く歌がいつも少し速い。
●ラジオでは時間を延ばすために音楽を遅くしたりもするよ。
●ストリップクラブもこれをするんだよ。
↑ダンスの途中で入る宣伝が許せない。
●番組そのものも編集されているね。自分の好きなセリフのところで入る表情がなくなったりしている。
↑「フレンズ」でも気づいたよ。
●数年前からだよ。これを誰かに言うと、まるで陰謀説の空論家のように扱われていたが、自分がクレイジーでないとわかってよかった。
●わお、全然気づかなかったよ。だが無性に腹が立つ。
●自分はCMを5倍に早送りしている。結構うまくなってきた。
●嘘をつかれたとか、利用されたとか、そんな気分。
●こんな風にみんながテレビの分析をしているってことに満足。まるで公共の監査のようだ。
●CMのほうの速度を上げてくれたらいいのに。
実際には5〜10%くらいの速度をあげても気づきにくいということなのだそうですが、トーク番組ならまだしも、音楽まで早送りされている話が本当だとしたら本末転倒という気がします。
コメントでもあったように、確かにCMの速度も上げてほしいところですね。
TBS speeds up Seinfeld 7.5% to gain an extra 2 minutes of commercial ad time.