さすがユーモアの国!イギリスの地下鉄の「お知らせ」がセンスあると人気を呼ぶ
ユーモアの国と呼ばれるイギリスでは、至るところでジョークや皮肉を見かけます。
ロンドンの地下鉄にもユーモア交じりのものが多く、「これがイギリスのユーモアか」と題された駅の「お知らせ」が、海外掲示板で話題になっていました。
『この駅は8:15〜9:15の間は最も混雑します。
その間、「どうしてこんなに長い時間を大切な人とではなく、混んだ地下鉄の駅で過ごさなければいけないのか」とお考えになるかもしれません。
しかし大切な人は忘れて、通勤してください』
一理あると言えばあるのですが、これが本場イギリス流のユーモアセンスというものなのかと、その他の国の人々から感心されていました。
確かに、ごく普通のお知らせさえこの調子だと、外国から来た人はどう受け止めていいのか困りそうですね。
海外掲示板では、イギリス文化についていろいろな意見が寄せられていました。
●ウォータールー駅はいつも18:15が一番混むのだと思っていたよ。
●ロンドンに留学したことがある。地下鉄に乗ったときに女性が毛糸の帽子を落としたので拾ってあげた。すると彼女はひたすら謝っていたので、そこは「ありがとう」を言うところではないかと混乱した。
その翌日スターバックスに行った。座ってコーヒーを飲みながらコートを脱ごうと腕を伸ばしたら、ある女性の胸を触ってしまった。2人して恐怖に陥ったが次に起こったことがまた奇妙だった。引きつった顔の僕に向かって彼女は「ありがとう」と言ったんだ。
イギリス人は「ごめんなさい」と「ありがとう」を混乱していると思う。
↑自分がイギリスに住んでいたとき、みんな常に「ごめんなさい」と言って通り過ぎていた。中西部の良いアメリカ人として「気にしないよ」と答えていたが、1か月ほどしてその「ごめんなさい」は「さっさと道を開けて」という意味だと知った。
↑イギリス人として、混乱を招いてしまって「ありがとう」
↑「ごめんなさい」
↑お前ら「ありがとう」!
↑自分がお気に入りのイギリスのエピソード。
「スーパーで誰かにぶつかってしまった。向こうが「ごめんなさい」と言い、自分も「ごめんなさい」と言い、そしてその混乱の中を近くにいた別のお年の女性まで「ごめんなさい」と言った。
●外国人としてヨークシャーに住んでいるが、みんながいちいち「ラブ」と最後につけるのが好きだ。
「ハロー、ラブ」とか、「いらっしゃいませ、ラブ」とか「またね、ラブ」とかね。自分がとてもスペシャルな感じがする。
●ここはナポレオンが敗北したという有名な駅?
↑そうだよ。
(※「ワーテルローの戦い」の“Waterloo”はベルギーの地名。そこからあやかった同地名が世界各地にあり、ロンドンの“Waterloo”もその1つ。ウォータールーは英語読み。)
同じ島国だからなのか、感謝やお願いすべきところでも「ごめんなさい」と謝ってしまう感覚は、日本に近いところがありますね。
しかしユーモアを完全に理解するのは、イギリス人以外には難しそうです。
A truly British sense of humour.
亜紀書房
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