2015年03月16日 19:04

歯のコーヒー汚れはガムで落ちる!メタリン酸ナトリウム配合ガムのステイン除去効果が明らかに

 


コーヒー好きの宿命とも言える、コーヒーステインによる歯の汚れ。ひどくなると歯医者さんにお世話にならないといけないんですよね。

ところが最近の研究で、メタリン酸ナトリウムが含まれるガムを噛むことで、ステインの除去効果が得られることが明らかになりました。

そこで本当に除去効果があるのか、30倍に濃縮したコーヒーを編集長に飲ませて、効果の検証に挑戦してみました。

コーヒー好きを悩ませる歯の汚れ、ガムで防げることが判明

東京歯科大学学会誌 歯科学報 第115巻第1号にて発表された研究論文によると、ホワイトニング効果があるとされる、メタリン酸ナトリウム配合ガムで、実際にコーヒーによる着色汚れの除去が確認できたとのこと。

先日我々もホワイトニング効果の実証に挑み 見事に失敗しましたが 、ロッテ中央研究所の科学的な検証で、その効果が明らかになったようです。


詳しい研究内容は こちらで公開 されていますが、要約すると、メタリン酸ナトリウムを含んだガムとそうでないガムで、歯のコーヒー汚れを模した検体で汚れ落ちを比較したところ…


おお、わかりやすい!

確かにメタリン酸ナトリウムを含まないガム(対照ガム)に比べ、メタリン酸ナトリウムを含むガムは汚れが薄くなっているのがわかります。


着色度合いを計測したグラフを見ても、その違いは明らか。

うーん、これはコーヒー好きには気になりますね…!

本当に歯の汚れは落ちるのか、超濃縮コーヒーで実験!


そこで実際にコーヒーを飲んで汚れが落ちるのか、試してみました。

被験体は、前回と同じく編集長にやってもらいます。


「まずはコーヒーを作ればいいのね?」

と普通にコーヒーを作り出す編集長。

いえいえ、ゆっくり歯が汚れるのなんて待っていられないので、もっとドバっと入れましょう。


「何杯分入れればいいの?」

30杯分行ってみましょうか、編集長。

「はっ?30杯!?」


「…18…19…なにこの量…」


「…30。ヤバイ、この量絶対ヤバイ」


ビンの7割分にも相当する量が、マグカップに入りました。


お湯を注ぐと、コーヒーが溶けた部分がアリ地獄のようにくぼみ、中央に向かってさらさらと崩れるという、いまだかつて見たことのない光景が。


混ぜている途中で、なぜかボウルを持ってきた編集長。

「いや、万一の事態のために…」

どうやら編集長の中で、着実に芸人魂が芽生えているようです。


出来上がった30倍濃縮ウルトラブラックコーヒーは…まるでココアのようなとろみで、見るからにデンジャラス。

「こんな飲み方するの、本気でイヤなんだけど…普通に飲みたい…!」

とりあえず今回は、この特製コーヒーを飲みこまずに5分間口に含んでもらい、歯にコーヒーの着色汚れをつけてから、ガムを噛んでホワイトニング効果を検証してもらいましょう。


(ドキドキ…)


「…グエッ!」


あまりの味に、苦悶の表情で耐える編集長。

もはや完全に芸人です。


5分間を必死で耐え抜いた編集長、給湯室へまっしぐら。


「アレはヤバイ!もう口の中が猛烈に酸っぱ苦くて、酷い後味が消えないんだけど!」

…と、たまらずガムを手に取る編集長。


「ほあっ…癒される!たぶん今、人生で一番ガムがうまいって感じてる!」

…いやえーと、そういう検証ではなくてですね…。


そして5分ほど噛んだところで、歯をチェック。

コーヒーを含んだ後と比べて、白くなってるかというと…?

「うーん、言われてみれば…ちょっぴり白くなった…のかな…?」

なんとも曖昧なお答え。

「だって時間が開いちゃうと、前がどのくらいだったかわからなくなっちゃうし…並べて見比べないと、ハッキリわからないよね」

た、確かに…!


結局今回の実験は、あまりにせっかちに進めた結果、 「30倍の濃縮コーヒーを飲んだ後のガムは、人生で最高にウマい」 という、誰の役にも立たない発見に終わってしまいました。

ですが、メタリン酸ナトリウム配合のガムが、歯の汚れに効果が期待できるとわかったのは、コーヒー好きにとって嬉しい発見であることは間違いないようです。

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