「昔の石油会社は…ちょっとセンスが違うようだ」とある雑誌の広告が話題に
この数十年で、エネルギーや環境に対する考え方は、どんどん変化しつつあります。
1970年代に石油会社が出した雑誌広告が、今とはアプローチのしかたがひと味違うと話題になっていました。
どんな広告なのか、ご覧ください。
雑誌の見開きにデカデカと掲載された、氷山の写真。
テキサスの石油会社「ハンブル石油」(現在はエクソンモービル)の広告だそうですが、見出しの文は……
「ハンブル石油は、毎日700万トンの氷山を溶かすのに十分なエネルギーを提供しています」
う、うーん。
わかりやすいと言えばわかりやすいのですが、今時こんな広告を打ち出したなら、ものすごい批判を受けそうな気がします。
企業イメージに傷がつくくらいでは済みそうにありません。
さすが70年代だと、海外掲示板にはいろいろな意見が寄せられていました。
●ある意味すごい先見の明だな。
↑「でも…でも…知らなかったんだ…」「いや、知ってただろ」
↑広告を全部読んでみた。これは直接的な熱の話で、熱による二酸化炭素の話ではない。
●きっと少なく見積もっている。
●今はExxonとして知られているよ。
●かなり露骨ではある。
●これって車の宣伝に置き換えると、トランクには12体ほど入りますって感じだ。
●70年代には、やがて氷河期の時代が訪れると思われていたからな。
●70年代ならではの宣伝だね。
●この広告は誤解されている気がする。この会社は、市場における産業力を見せつけて、拡大しようとしているに過ぎない。当時は氷が解けていることは政治的な問題ではなかったんだ。
1970年代は科学万能と期待された時代だけに、パワーを誇示することがもてはやされたのかもしれません。
時代が変わると、世の中も考え方も変わるようです。
Oil companies don't advertise like they used to.