2015年03月30日 21:39

「子供靴がこんなにハイテクだなんて…」思わず大人も欲しくなる、センサー満載の次世代型運動靴が誕生

 


靴は誕生以来、性能や素材、デザインの進化はあれど、靴としての機能以上の目に見えた進化はしていません。

しかしとうとう靴にも、次世代の波が到来。未来を感じさせてくれる新しいコンセプトのキッズシューズが誕生しました。

スマホと連動するセンサー満載の次世代型運動靴、FUMM(フーム)

【au未来研究所】FUMM(フーム)- YouTube

そのキッズシューズが、この「FUMM(フーム)」。

…と言っても、スマホと連動するらしきことはわかりますが、どういうものなのか、いまいちピンとこないかもしれません。


このFUMMは簡単に言うと、運動が楽しくなるセンサー満載のスマホと連動する、次世代のキッズシューズ。

以前、虚構新聞が報じたジョーク記事、「INFOJAR」を実現してしまったことで話題になったau未来研究所にて、「抱っこばかりねだる子供に、歩く楽しさを知ってもらいたい」という母親の思いから発案。

さらにそのコンセプトに、ニューバランスが賛同。通信会社とシューズメーカーという、異例のコラボによって、FUMMのコンセプトモデルが本日都内でお披露目されました。


技術的な話は後にして、まずはどんな楽しみ方ができるのか、デモンストレーションを見てみました。

FUMMを履いた子供が、ゾウのシルエットを踏むと…


「パオーン」という鳴き声と共に、スマホにゾウのアニメーションが!


この「どうぶつジャンプ」では、FUMMで動物のシルエットを踏むと、スマホアプリが動物の鳴き声を再生。

面白がってひたすら走り回り飛び回る子供は、めっちゃ楽しそうです。


また「電車で出発進行」では、FUMMを履いて線路を走ると…


スマホで電車が走ってる!


さらに、蒸気機関車や電車の上に乗ると、走る音が変わるギミックも。

子供はめっちゃ楽しそうですが…これは一体、どういう仕組なのでしょう?

FUMMの正体は、大人向けガジェットも顔負けなセンサー満載のキッズシューズ


このFUMM、一体どんな仕掛けになっているのかと言うと…靴の裏に何かついてる!


これはカラーセンサーで、踏んだ場所の色を判別できるのだそう。なるほど、「どうぶつジャンプ」は踏んだ場所の色で動物を判別していたんですね。


また靴底には感圧センサーと、ベルクロには加速度センサーに高さを判別する気圧センサー、そしてバッテリーを搭載。

こんなに小さなバッテリーですが、これだけのセンサーと通信機能でも、10時間は駆動できるそうです。


現状ではまだコンセプトモデルのため、防水やカラーセンサーの破損防止措置など、課題は色々と残っているものの、なにしろ搭載しているセンサーが多彩で、色々な遊びに活用できそう。

何よりこれにより、子供が自発的に遊んでくれるようになれば、子育ての負担も軽減できるかも…?

スマホと連動するシューズから生まれる無限の可能性


ちなみにシステムはこんな感じ。

現在アプリはまだキッズ用の4種だけですが、フィットネス、レジャーなど、ちょっと考えただけでも活用の幅は広く、多くの可能性を秘めています。


例えば子供の頃の帰宅途中でやった「白線から落ちたら死ぬ」遊びや、ボウリングのファール判定にも使えそうですし、行政により歩道が色分けされれば交通安全にも活かせそう。ダンスゲームは床に色を塗るだけで遊べるようになったりして。

家の前に立つと自動的に開くオートロックや、子供が離れた場合のアラートなどの構想もあるようで、その活用方法は無限大。

基本的にはオープンプラットフォームとなるそうなので、誰もがアプリ開発ができる身近な周辺機器として、大きく化ける可能性を感じずにはいられません。

…にも関わらず、発表されたのは子供用だけだなんて…。こんなハイテクなの、大人だって欲しいに決まってますよ!

個人的にはぜひとも大人用も発売して、革新的なメタボ解消アプリを出して欲しいものですね。

FUMM(フーム)|au未来研究所

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