「人類に危機が迫っている」アメリカで抗生物質の効かない赤痢菌が複数の州で発生…海外の反応
人類が長いこと苦しめられてきた疫病・伝染病ですが、1928年に最初の抗生物質「ペニシリン」が発見されて以来、飛躍的に生存率が上がりました。
しかしながら近年は、抗生物質の効かない「耐性菌」が出現しています。
「アメリカ疾病管理予防センター」“CDC”の報告によると、抗生物質の効かない赤痢菌が、今年だけで200人以上、複数の州で発生していることが確認されているそうです。
赤痢は、下痢や発熱をともなう大腸感染症で、赤痢菌“Shigella”が食物や水を通して口から入り、腸内に達します(経口感染)。
この新しい赤痢菌は抗生物質が効かず、少なくとも過去1年間に243人の感染者が報告されています。
従来の細菌性赤痢は年間約50万人の感染者がいることからすると、まだ243人という数はかなり少ないのですが、問題は治療の手立てがないこと。もしこれが広く伝染するようになったら深刻な状況に陥るであろうと警告を発しています。
海外掲示板ではこの現状に対し、アメリカ人を中心に大きな関心が寄せられていました。
●元の記事中に載っていた「深刻な血液感染」とはどういうことなのか、誰か説明してほしい。
↑腸から細菌が抜け出して血管の流れに入り込み、その結果体のあちこちがもろくなる。
↑それは敗血症“sepsis”のこと?
(敗血症 - Wikipedia)
↑専門的には菌血症“bacteremia”と言う。
(菌血症 - Wikipedia)
●どこで発生しているかを示したソースはある?
↑アメリカ疾病管理予防センターの調査で243人の感染を報告しているが、そのうち95人がサンフランシスコだ。
↑サンフランシスコ=多くがIT系=アジアに旅行する。
↑この数年はインドに行くたびに、どんなタイプの下痢でもシプロフロキサシン(抗生物質の一種)が処方されている。かなり無謀な処方だということと、そのお金がない人々、あるいは連続して服用しなくてはいけないことを知らない人々との組み合わせで、シプロフロキサシンが効かない耐性菌が誕生することが容易に想像がつく。
↑それに西海岸にはアジア人が多い。
●自分は南米に行って赤痢に感染した。幸運だったのは症状が家に帰ってからしか出なかったこと。だが、ひどい腹痛にさいなまれた。
↑質問、その感染によって抗体はできるのかな。要はインフルエンザみたいなものなのか、食中毒みたいに抗体はできないのかどっち?
↑自分が読んだことからすると、免疫ができるね。ただしそれは1〜2年ほどしか持続しないようだけど。
↑食中毒の経験者だけど、自分が食事に気をつけようとすると安易に「大丈夫だよ」と言う人に腹が立つ。あと、やっぱり手洗いは重要。
抗生物質が効くおかげで現在はそれほど怖い病気ではありませんが、もし効かないとなると……考えるだけでも恐ろしいです。
基本は感染しないように、衛生面に注意することですね。
A drug-resistant form of Dysentery has begun to appear in the U.S.