「アメリカ企業のトップの収入は、従業員よりもこんなに多いの?」…海外の反応
アメリカには世界の富が集中しているため、アメリカ国民もさぞかし裕福だと思うところですが、富裕層と庶民の「格差」は尋常なレベルではなくなっています。
そのた先進国と比べても、企業のトップであるCEO(最高経営責任者)と従業員との給与の差が激しいことが、数字で示されていました。
CEO Compensation in the US Vs. the World
アメリカのCEOの年収は一般の従業員の年収のなんと400〜500倍(中央値)に達しています。(イギリスは22倍、フランスで15倍、ドイツで12倍)
分析によるとピークよりは下がっているものの、昨年は295.9対1という数字。(ピークは2000年の383.4対1)
1965年には20:1、1978年に29.9:1だったことを考慮すると、格差の広がりは凄まじいものがあります。
海外掲示板には多くのコメントが寄せられていました。
●ただしCEOは給与だけじゃなく、株を持っているというのもある。
●今から100年くらい早送りをしたら、王様が金のトイレに座ってそうだ。
●最低賃金はまだ8ドル(約950円)以下だ。インフレ率はどれくらい?
●フランスでは、SOSというグループの下、CEOの給与は10倍までに制限されている。
●もちろんアメリカのCEOはドイツのCEOより40倍優れているってことだよ。
●アメリカってどうなってるの? 最低限の生活費より少ない賃金は受け入れられているの? なぜそれが受け入れられているのか理解できない。高い地位の人が高い給与は理解できるけど、全体との割合が悪すぎる。
●昔の日本のJALの社長の記事を思い出したよ。
(参照:JAL社長の給料がパイロットより低い…「アメリカとは大違いだ!」アメリカ人たち大絶賛)
●もっと差のある会社もあるよ。ウォルト・ディズニー社は昨年、CEOは4370万ドル(約52億円)の年収収入で、従業員の年収の中央値は$19,530(約232万円)だった。これは2238対1に当たる。
ソース:(Worker Pay Gap Data Remains Hidden)
アメリカに限らず、世界中でCEOの収入は大きくなっているのがトレンドとのことです。
現在、世界のトップ1%が富の半分を独占しているとの調査結果がありますが、このまま格差が広がると、どんなの世の中になっていくのでしょうか。