こんなに小さいとは…細胞にDNAを注入する「ナノインジェクター」の写真が話題に
科学や医学の発達によって、DNAに手を加えることが可能な時代となりました。
細胞にDNAを注入するために使用する、ナノインジェクターという機械があるのですが、目に見えないほど小さいのに精巧だと話題になっていました。
いかにもマシン! といった感じのデザインですが、1mmよりずっと小さな大きさなのです。
右下から注射針をぶすっとさして、遺伝子情報を含むDNAを注入する仕組みとなっています。
顕微鏡で拡大しないと見えないレベルでありながら、こんなにも細かく入り組んだ形になっていることに驚きです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●これはアリのための機械なのか。
●みんなが思っている疑問を自分が聞くよ。いったいどうやって、そんな小さなものをそこまで精巧に製造できるの?
↑これはMEMS(メムス)を使って作っている。
(MEMS - Wikipedia)
●大きさをバナナと比較してみた。(バナナは大きさ比較の定番)
↑その大きさだと、もう色は存在しないんだよ。
●μm(マイクロメートル)がどんな大きさかわからない人に説明すると、その写真の球体は人の髪の毛よりちょっと幅が小さいくらい。人の髪の毛はだいたい90μm。
↑それは思ったより大きかった。
●その黒い球体は何? 細胞?
↑(投稿者)それは100μmのラテックス球体だ。ネズミの接合体に使われた機械。
↑比較があるとわかりやすいかと思う、顕微鏡写真というのは実際より小さく見える。100umは0.1mmで、人間の手で顕微鏡を通して扱えるサイズである。
●興味深いけど、こんな小さいサイズの操作は機械が勝手に行うもの? 人が動かすことなくその機能を実行に移すことはできる? あるいはその機械は動かず、細胞を持ってきてやるのかい?
↑(投稿者)メカニズムは人によってコントロールされている。右下にある小さな丸いのはタングステンで作られた顕微鏡のスティックを使って押される。これは人がコントロールして操作している。
●そんな小さな装置を壊さずに、どうやって正確にできるんだ? ちょっとしたミスで装置が壊れてしまいそうだ。
↑(投稿者)マイクロマニュピレータ―というものを使っているよ、これで必要な正確さを出せるんだ。
ミクロの世界に驚きの声がたくさん上がっていました。
これだけ小さくても、基本は人間の手で操作するというのも興味深いですね。
This is a nanoinjector, a microscopic machine used to inject cells with DNA
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