ドイツで現実にはありえない車を道路に設置→「うそっ、駐禁チケットを切られてる!」
ドイツの街中に、「曲がった車」と題したアート作品を展示したところ、駐禁チケットを切られてしまったそうです。
むしろリアリティを増した作品をご覧ください。
ドイツの都市カールスルーエの通りに、1台の赤いトラック。
(カールスルーエ - Wikipedia)
こちらはオーストリアのアーティスト、エルヴィン・ヴルム氏の作品で、まるでカートゥーンのようにトラックの後ろ半分が曲がっている面白い作品です。
誰の目にもアートとわかるオブジェですが……。
ワイパーのところ見ると、白い紙が。
なんとカールスルーエの自治体では、駐車違反をしている車としてチケットを切ったようです。
仕事に実直なドイツらしいと、海外掲示板には多くのコメントが寄せられていました。
●違反チケットが作品を完全なものにした。
↑リアリティを出すため、計画通りだったんだよ。
↑いちおうナンバープレートもあるし、違法に駐車されているし、駐禁を切らなきゃドイツ人じゃないよね。
↑手続きは踏まないと。
↑一応本物の車ではないけどね。あと駐車されているというよりは、座ってるだけなんだが……。
●アーティストは、この結果にスリルを感じているにちがいない。作品を次のレベルに上げたよ。
↑確かにチケットまで含めてアートの一環になった。
●ドイツのユーモアのひとつだな。過去には作品をきれいにして台無しにしたと言うニュースもあったが。
(油で汚したバスタブのアート作品が、うっかり掃除されてしまったという事件:ソース)
↑展示品を掃除するのに芸術の学位が必須のときがある。2人ほど清掃職員が持っているのを知っているよ。
↑油で汚れたバスタブがアートに入るなら、我が家の2階の風呂はかなりのお金になったと思う。
●オーストリアのアーティストは支持すべきではないというレッスンをわれわれは学んだのじゃなかったのか。
(画家だったヒトラーはオーストリア出身)
●みんなが思っているよりもドイツ人にユーモアのセンスがあるか、あるいは思っている通りのユーモアのセンスしかないか、そのどちらかだ。いずれにせよ結果はすばらしい。
●チケットを切られて当然なのは、今カールスルーエは都市300周年で、向こう数か月は駐禁に厳しいんだ。そこらじゅうで祝っているよ。
●ドイツ人として言うが、何ら問題があるように思えない。どう見ても違反駐車ではないか。
融通の利かないドイツ人のイメージ通りだという評価が目立っていました。
結局、本気なのかユーモアなのかわからずじまいですが、作品としての味が出たことは間違いないようです。