2015年07月19日 19:34

外界と切り離された未知の部族…理由は「島に近づく者すべてを殺すため」 海外の反応

 

北センチネル島00
近代化が進むにつれ、古い民族的な伝統や暮らしは失われつつありますが、インド洋に他の文化と一切の接触を断ち、6万年前の暮らしを維持している部族があるそうです。

その理由が「島に近づく外部の人間を、すべて殺してしまうから」というもの。

「石器時代の部族」とも呼ばれる彼らの姿を、海外掲示板の反応とあわせてご紹介します。

北センチネル島07
場所はインド洋の北東部に位置するベンガル湾。

北センチネル島08
アンダマン・ニコバル諸島の南西に浮かぶ小さな島です。
(島のサイズはニューヨークのマンハッタン島と同等)

彼らは北センチネル島に住むセンチネル族と呼ばれ、外界とは完全に隔絶された状態となっています。

文明を嫌い、島を訪れる者を容赦なく殺すためです。

北センチネル島01
遠景から撮影した写真。槍を持っているのが見えます。

外部からコンタクトを試みた人々をことごとく殺すために、インド政府は島に干渉しないことを決め、安全を期して3マイルの非干渉ゾーンを設けています。

北センチネル島05
島は木で覆われており、もう長らく外部との接触がありません。

北センチネル島02
この写真はインドの沿岸警備隊が撮影したもので、槍をヘリコプターに向かって投げつけています。

北センチネル島04
貴重なセンチネル族のズーム写真。

北センチネル島06
Googleマップでは船の残骸が見え、先住民と衝突したことがうかがえます。

海外掲示板では、このようなシンプルな文明が保存されていることに驚きだと、いろいろな意見が交わされていました。

●ほとんどの写真が古いカメラで撮られているね。

↑冥王星の写真のほうがきれいなくらいだよ。

↑冥王星は槍を投げてこないから近距離から撮影できるんだよ。

●ヘリコプターに槍? その努力を称賛する。

↑まだ弓矢を使っている民族が、そんな空飛ぶヘリコプターを見たら、たまげたりしないのかと想像する。

↑「鉄の鳥め!」

↑他の国からそう遠くに住んでいるわけじゃないから、きっと飛行機や大きな船は見たことがあると思う。ロボットがしまを訪問するまでに、どれくらい必要かな。

●Wikipediaの説明によると、1975年にナショナル・ジオグラフィックの撮影チームが島を訪ねたとき、センチネル族がディレクターの太ももを矢で射ったそうだ。

●Googleのレビューだと平均4.1(5点満点)がついている。かなり訪問場所としては、すばらしい土地のようだ。

↑スタッフの親しみやすさ。 1/5点。

↑短所:Wifiなし、スターバックスなし。たまに槍をよけなければいけない。
長所:チャラいものなし、うるさい音楽なし、天気よし。

●人を近づけたこともあるよ。理由はココナッツを持っていったからだ。どこかに動画があった。



Sentinelese Contact with Indians - YouTube

●せめてGoogleストリートビューの車くらい送ろう。

●まだ世界にこうした場所があることが気に入った。


問答無用で襲われるのは恐ろしいですが、文化保存の意味からもそっとしておくのが正しいのでしょうね。

People Who Live On This Island Kill Anybody Who Tries To Come Ashore

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