「トレヴィの泉に投げ入れられるコインは総額いくら? そして何に使われているの?」海外の反応いろいろ
イタリア・ローマでも有数の観光スポットに数えられる「トレヴィの泉」。
後ろ向きにコインを投げ入れると願いが叶う言い伝えから、大勢の観光客がコインを投げ入れて行きます。
1年の総額はどのくらいになり、そのお金は何に使われているのでしょうか。
噴水の原型は古代ローマ時代にさかのぼり、コインを投げ入れるときに右手で左肩ごしに投げると願いごとが叶うと言われ、1954年の映画「愛の泉」“Three Coins in the Fountain”のテーマにもなっています。
(トレヴィの泉 - Wikipedia)
後に公開された映画「甘い生活」で人気に火が付き、訪れる観光客が次々とコインを投げ入れていくようになました。
さて、その金額ですが、
現在では1日に3000ユーロ(約40万円)、1年に100万ユーロ(約1億3600万円)以上に上ります。
集まったお金は、ローマの貧困層のためのスーパーマーケットの補助金として利用されているとのことです。
泉に集まる金額の大きさに、海外掲示板も盛り上がっていました。
●自宅の前にトレビの泉を作るときがきた。
↑それはとてもいいアイデアだよ。貧困な人々のためにスーパーを作りたいなんて。
↑あ……そうだ……自分は貧困な人々…だった。
●ちょうど3週間前にローマを訪れたところで、夜にトレヴィの泉に出かけた。すると完全に水が抜かれていて、ガラスの壁で囲ってあって工事中だった。とても残念。でもローマは偉大だった。
●ローマは歴史的な建造物の修復工事と清掃を、最も観光客が訪れる時期にしたいようだ。
↑3か月で出来るというわけではない。あと最も観光客が訪れない時期はいつなんだ。
↑もう1年と2か月くらいになるよ。
↑この工事のせいで、食べていけない貧困な人々のことを考えてみよう。
●バカだな。願いの中には貧困をなくすようにってのがあるのに、コインを外に出したら願いが叶わないだろ。
●去年訪問したときも修復中だったが、コインを投げ入れる小さなプールを用意していた。そこには水よりコインのほうがたくさん入っていた。貧困な人々への食事のためとは知らなかった。いいアイデアだと思う。
●イタリアの噴水として、自分のキャリアをやり直したい。
●いちど500リラを投げ入れたことがある。貧困な人々どういたしまして。(リラ=2002年まで使用されたイタリアの通貨)
↑30円相当も入れてあげて気前がいいな。
●これこそギリシャが使える収入戦略だろうに。
現在も修復工事中ですが、透明の板越しに泉を見ることは可能で、コインを投げたい人のためにミニサイズのトレヴィの泉が設けられています。
修復工事は2014年6月05日開始で、終了予定は2015年11月。
本来の姿を見るのはもう少しの辛抱ですね。