「ウォール街で働いているんだけど、この避難器具が気になる…」
高層ビルが林立する都会では、地震や火災などの緊急時の避難・脱出経路が重要になります。
ニューヨークのウォール街で働いている人が、「今日こんな広告を見て、とても気になった」と写真を紹介していました。
どんなものだったかと言うと……。
こちら、「スカイ・セイバー」という製品だそうです。
「装着すれば災害時に窓から飛び出して避難することができる」とあります。
たしかに物がよくわからない段階では、この説明が気になってしかたありません。
スカイという名前とリュックの組み合わせなので、パラシュートなどを想像してしまいますが、実際は室内の固定されたものと自分をつなぎ、ロープで少しずつ下へ降りていく仕組みのようです。
高所から脱出する避難器具としては以前からあるタイプですが、9・11を経験したニューヨークだけに、興味を示す人も多いようでした。
海外掲示板の反応をご紹介します。
●9・11以来、緊急時にマンハッタンのビルから脱出する方法を熟考したが、これは悪くないアイデアだと思う。だがこれを買わせるのに人々を怖がらせないといけない。
↑しかし高層ビルから届くほど長いロープなんだろうか。
↑モデルによって違う長さのケーブルのようだ。
↑自分はパラシュートなのかと思っていた。
↑自分がこれを買ったら、全く取り扱い説明書とか読まずに、頭から窓にダイビングしてケーブルを引っ張り、「なぜオレのパラシュートは開かないんだ」と思いながら地面に叩きつけられると予想する。
●9・11のあとは、みんな欲しがると思う。
●もし高層ビルで火事があったら、みんなこのリュックを出してきて、じゃあまたあとでな、と窓から下りるところが想像つく。
↑最低なのは、自分だけがこれを持っていて、窓から下りる自分を同僚がじっと見つめているってところ。でもウォール街なら、人間の感情や罪悪感を無視することに慣れっこかもしれん。
●次の会議でドラマチックに去りたいときには使えそう。
●一応動画もあるよ。
SkySaver Rescue Device - YouTube
●自分はこの商品の販売会社に勤めている。何でも聞いてくれ。
↑これは地面に安全に下ろすため、それとも他の階に行かせるため?
↑現在最長で80メートルの長さのものを売っていて、それはアメリカでは25階相当なので、もっと高いところから下りてくる場合は、いったん低い階に入りなおさないといけない。
↑重さやサイズのリミットはある?
↑30〜135kgが現在の重さのリミットで、サイズのリミットは今のところない。
↑クライマーだが、緊急時だと、ケーブルをアンカー(ボルトで留める)できないと思う。自分の体重なら机でさえ動く。
↑固定用のフックを設置するように勧めている。
●窓から出るときに、間違ったリュックを持っていることに気づくときが最低だな。
コストやフックなどの設置が手間ですが、それでも緊急のときに命を助けると思えばいいアイデアだとの意見が出ていました。
I work on Wall St. This ad was just posted.