「かつて『アボリジニ』に白人社会の食事が与えられたとき…歯の状態はこう変わった」当時の比較写真
オーストラリア大陸と周辺の島の先住民である「アボリジニ」。
イギリスの植民地化により文化の多くが破壊されましたが、白人社会の食事が彼らに与えられたとき、歯の状態にも著しい変化がありました。
古い比較写真をご覧ください。
このページの4人の歯は、全くと言って虫歯はありません。
世界各地の先住民族の中でも、最もスキルがあり、自然界のルールを守ると言われているアボリジニたちのほとんどには、虫歯はなかったと言われています。
歯並びもきれいなのが特徴です。
ところがこちらのページのアボリジニたちは……。
上段の右の女性と比較して、白人社会の食事を与えられた女性たちの歯がどうなったかというものです。
虫歯が激しく、彼らの美を壊すことになっています。
この大きな影響に、海外掲示板には多くの意見が寄せられていました。
●でも、きっと(白人の食事の)味はおいしいと思うんだ。
●白人は歯ブラシを使うしね。
↑ここでは歯ブラシはなしで、食事の違いだけを述べている。なお、歯ブラシの使用はまた別の話で、別の実験をしなければいけない。
●ポイントは典型的なアメリカンな食事は糖分が高く、歯ブラシの習慣にかかわらず虫歯は避けられないってことではないかな?
だけど、加工食品を最低限にした食事は健康的であるってことだよね。
↑ただ自分には虫歯がない。歯磨き、フロス、規則的な洗浄は効果がある。
↑もちろんそうだよ。だが原住民たちは歯を磨いていなかった。人間は歯を磨くように進化したわけではない。歯磨きが近代的な食事のせいで必要になっただけだ。
●歯医者だが、虫歯は避けられないことはない。きちんとした歯磨きやフロス(もちろん食事も)で避けられる。
●白人の食事ってパンプキン・ラッテのことだよね。
↑ビッグマックじゃないか?
●食事によるもので、どれだけ原始的かという話ではない。人類学では原始という言葉はそれを理由に使わない。
●これのソース(本だと思うが)は?
↑(投稿者)ウェストン・プライス(カナダの歯医者)による、「栄養と身体的な退化」。彼は何年も旅行して先住民を訪ね、歯科的な健康度を西欧諸国と比べたらしい。
本は1939年に出された古いものですが、食事の与える影響はやはり大きいと言わざるを得ません。
現代の食事をしている私たちは、歯磨きをしっかりしないといけないようです。