「ウマっ!」「この発想はなかった」TKG(たまごかけごはん)の論争に新たな火種、進化系TKGが話題に
TKGの、新たな歴史が始まる…!
専用の醤油や専門店が誕生するなど、ネットでも何かと話題のたまごかけごはん、略してTKG。古来より親しまれる定番食だけに、その食べ方については終わりなき議論が続いています。
そんなTKGに、新たな火種を投げ込む 進化系TKG が誕生し、TKGファンの間で話題になっているようなのですが、一体どんな味なのかと試してみると…えっ、ウマっ!?なにこの食感…!
TKGに新たな論争を巻き起こす、全く新しい進化系TKGをご覧ください。
ハンドブレンダーでまるで違う食感に変化した進化系TKG
この進化系TKGを公開したのは、ハンドブレンダ―の、ブラウン マルチクイック。このビジュアル、これがTKGなの…?
黄身と白いフワフワの組み合わせは一見とろろご飯のようですが、なんとこれはメレンゲにした卵の白身。
ハンドブレンダ―という文明の利器を使って、白身をありえないほどフワッフワに仕上げて卵を落とすという作り方は、今までになかった発想かも…!
試してみると…材料は同じなのにまるで別物!?
ブラウンのサイトを見てみると、主に具をプラスしたアレンジメニューが公開されているのですが、まずは進化系TKGの真価を確かめるべく、卵だけで進化系TKGを作ってみましょう。
用意するのは、よく冷えた(ここがポイント)卵、ご飯、醤油。材料は、普通のたまごかけごはんと全く同じですね。
違うのは、その作り方。一度卵を黄身と白身に分け、白身に醤油を適量垂らしてから、ハンドブレンダ―で低回転で混ぜると…白身がフワッフワだ!
そしてアツアツのご飯にフワフワの白身をかけ、黄身を乗せれば完成。
食べてみると…なにこの新食感!あの白身のデロっとした食感は全くなく、均一でなめらかクリーミーな白身と、濃厚な黄身のハーモニー!これめちゃめちゃウマいぞ!?
フワフワの白身はご飯に落ちないので、混ぜなければご飯とフワフワの食感のハーモニーが、混ぜればフワフワトローリな新食感。こんなTKG、今まで食べたことない…。
作るのにハンドブレンダ―が必要なので、普通のTKGよりはひと手間かかるものの、その手間を補っても余りあるこのプレミアムな食感。
進化系TKG、これは新たな歴史の始まりを予感させますよ…!
ハンドブレンダ―ならではのアレンジレシピがウマすぎる!
そして進化系TKGの真骨頂が、卵と同時にチョイ足し具材を刻んでミックスできる、ハンドブレンダ―を使うからこそのアレンジメニュー。
試しにサイトに載っている、オクラと鰹節を加えた『
オクラの進化系たまごかけごはん
』を作ってみると…ウヒョーうまそう!
オクラのネバネバに鰹節のダシが加わって、その味たるや…いやもうウマいに決まってるじゃないですか。マズい訳がない!
また他にも、ほうれん草、ハムコーン、天かす、納豆とキムチなど、どれもうまそう…!
しかもただ材料を混ぜるだけじゃなく、また材料の組み合わせや工程もよく練られていて、進化系TKGの無限の可能性を感じずにはいられません。
らばQオリジナル進化系TKGに挑む!
そこでいろいろな具材を用意し、らばQオリジナル進化系TKGに挑戦してみました。その中から、バツグンに美味しかったTOP3をご紹介しましょう。
進化系TKG with のりの佃煮
冷蔵庫についつい残りがちなのが、のりの佃煮。これが進化系TKGに加わると、塩味のキツめなご飯の友が、フワフワマイルドで海の香り漂う最強の進化系TKGに…これうんまい!
レシピは簡単、白身にのりの佃煮を混ぜて、低速でフンワリさせるだけ。佃煮で十分塩気が出るので、醤油はいりませんよ!
進化系TKG with 塩昆布
そしてノリの佃煮がうまかったので、もしかしたらと塩昆布を試してみると…ああ、これはズルい、うますぎる。ともすれば尖った味の塩昆布が、ふんわり白身でマイルドになって昆布のいいところだけが浮き彫りになってもう、幸せってこんなに身近にあったんだと気づかせてくれるようです。
作り方は、白身をふんわりと混ぜた後、塩昆布を入れて軽く刻むように混ぜるだけ。これはちょっとやみつきになりますよ。
進化系TKG with しらすの釜揚げ
しらすの釜揚げも、進化系TKGに入れてみると、しらすの風味がふんわりとマイルドな口当たりとなって…ああ、これいい、しみじみといい。
作り方は、少々醤油を加えた白身をふんわりと混ぜ、サックリとしらすを混ぜるだけ。しらすは上からかけてもOK、どっちでも美味しいですよ。
具材の食感を活かした、進化系トッピングTKGもウマい!
またあえて具材を撹拌せずに食感を残した、進化系トッピングTKGも美味しかったので、そちらも紹介しておきましょう。
進化系TKG with 焼き鳥
スーパーで売れ残っていた焼き鳥に、進化系TKGをそのままかけてみたのがこちら。焼き鳥を黄身につけると、フンワリとした白身とトロリとした黄身が絶妙に絡んで…うんまあぁ!これはもはや親子丼レボリューション!
作り方は簡単、焼き鳥をゴハンに乗せ、低速でフンワリさせた白身をかけて黄身を載せるだけ。白身に醤油や焼き鳥のタレを混ぜてもいいかも。焼き鳥はちょっと火で炙ると、肉の香りが最高に食欲を掻き立てますよ!
進化系TKG with 牛丼
TKGと呼んでいいものかちょっと悩みましたが、テイクアウトした牛丼を進化系TKGに仕上げてみると…むはっ、やっぱりうまい!!
牛丼に卵は定番ですが、普通に卵を割ってしまうとグズグズになりがち。ところが進化系TKGとして昇華すると、肉だけ、濃厚な黄身を絡めて、白身だけで、両方絡めて…と、1杯で4度おいしい!
さらに、違った味わいを求めるなら、卵白と一緒にほうれん草を撹拌して食べるのも◎。ちょっと最近野菜不足だなぁと感じている人には一石二鳥でおすすめです!
進化系TKG with サンマのかば焼き缶詰
そして給料日前の定番、サンマのかば焼きの缶詰も、進化系TKGとなると…これはうまい!ちょっと硬い感じのあるサンマのかば焼きはフンワリとした卵が絡まることで柔らかい印象に変わり、濃いめの味付けも卵でまろやかに。
お好みでかば焼きのタレやゴマ、ノリを混ぜたり、小松菜などの茹でた青野菜をメレンゲと一緒に撹拌しても美味しそう。進化系TKG、侮りがたし!
進化系TKGは、全く新しいたまごかけごはんだった!
その見慣れないビジュアルに、最初は懐疑的だったものの、試してみるとフワッとなめらかな新食感がたまらなかった進化系TKG。しかもそのままでもよし、チョイ足ししてアレンジしても良しと、ハンドブレンダ―を使った進化系TKGは、大きな可能性を秘めているようです。
色々試してみた感じだと、塩味の強いもの、醤油味ベースのものとは特に相性がよく、そのままだとキツめな味のものほどフンワリ白身でまろやかになり、新しい味へと変化するようでした。また顆粒ダシなどを活用すれば、また違ったレシピも広がりそう。
さっくり混ぜる、泡立つまで混ぜる、黄身だけを使う、黄身と白身をよく混ぜてご飯は混ぜない…などなど、思い思いの食べ方が絶えず平和的論争を引き起こしていたTKGですが、ハンドブレンダーによって誕生した進化系TKGにより、その論争はさらに激化しそうです。
ともあれ、やっぱり美味しいのが一番!今までありそうでなかった進化系TKG、たまごかけごはん好きなら、試さない手はないですよ!