あの世から娘2人の人生をコントロールする富豪の父親
アメリカ・ニューヨークのとある父親が、自分の死後も娘たちが不幸にならないようにと、徹底した管理をしているとニュースになっています。
その父親が取った手段と言うのが……
マンハッタン在住で資産家だった父親には、娘が2人いました。
左が次女のビクトリアさん17歳。真ん中が長女のマリーナさん21歳。(右は母親)
父親が亡くなると、2人にはその莫大な資産の一部として、それぞれ1000万ドル(約12億円)を相続することになったのですが、それには条件が付いていました。
リストになった条件をそれぞれクリアするごとに、相続できる仕組みになっていたのです。
たとえば結婚すると50万ドル(約6000万円)が得られることになっています。ところが夫になる男性は、そのお金に手を出さないという契約書に署名しないといけないのです。
他にも、良い大学を卒業して何をしたいかの文書を書くと75万ドル(約9000万円)の相続。そして就職すると、年収の3倍の金額を毎年手に入れることができます。
離婚した母親にも、娘たちの保護者としての、まとまった額が残されたそうです。
父親は2014年4月にこの遺書を作成して署名しましたが、その9か月後に3700万ドル(約45億円)の遺産を遺し、77歳で他界しました。
遺産の残りは「マイケル・J・フォックス基金」や障害者のために食料を配達するチャリティなどに寄付しています。
少々面倒くさいなとも思いますが、若くして莫大な遺産を手にすると身を滅ぼしやすいと考えた末の、父親なりの愛情なのでしょうね。
Maurice Laboz's daughters get $20m inheritence if they do everything on their dad's list